チョン・インジ(26)が、米国女子ツアー(LPGA)でシーズン初のトップ10入りに成功した。
チョン・インジは8月16日(日本時間)に行われた「ASIスコットランド女子オープン」決勝ラウンドで、4バーディ2ボギーの「69」で2アンダーを記録。最終合計は通算3アンダーの「281」で7位タイと、シーズン最高成績を叩き出した。
今シーズン、これまで4大会に出場したチョン・インジは、去る1月の「ダイヤモンドリゾート トーナメントofチャンピオンズ」での24位タイが最高成績だった。
そんな彼女が、2019年10月の「BMW女子選手権」で4位タイを収めて以来、約10カ月ぶりのトップ10入りを果たした。
11位タイで最終日に臨んだチョン・インジは、3、4番ホールの連続バーディで幸先の良いスタートを切った。9番ホール(パー3)と12番ホール(パー3)ではボギーを叩いたが、14番ホール(パー3)と15番ホール(パー4)で再び連続バーディを挙げ挽回した。
大会後、チョン・インジは「最近で一番気に入った1週間だった。まだ足りない部分は多いけど、それでも一歩ずつ進んでいることを感じられた試合だったから、私自身にとっては嬉しかった」と満足感を示した。
チョン・インジが最後に優勝した大会は2018年にまでさかのぼらなければならない。その年の10月に行われた「KEBハナ銀行チャンピオンシップ」で通算3勝目を挙げて以来、彼女は優勝トロフィーと縁が無かった。
だが、今大会で好成績を収めたことで、良い流れのまま次戦の「AIG女子オープン」(8月20~23日)に臨むことができるようになった。
チョン・インジは「良くなっているのが目に見える。来週は楽しみな気持ちで会場に行けそうだ。見守ってほしい」と自信をあらわにした。
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