元阪神タイガースのオ・スンファン(サムスン・ライオンズ)がアジア通算セーブ新記録を打ち立てた。
オ・スンファンは8月13日の斗山ベアーズ戦で8回表に登板し、1.1イニングを無失点で乗り切りシーズン9セーブ目を記録した。
これでオ・スンファンは日米韓通算408回目のセーブをマークし、元中日ドラゴンズの岩瀬仁紀の407セーブを超えアジア通算セーブ記録を更新した。
記録達成までの道のりは平坦では無かった。
3-2とわずか1点リードの状況で8回表に登板したオ・スンファンは、二死一、二塁の場面で打者を空振り三振に仕留め、一度目のピンチを脱出。9回表にはレフト前ヒットと2つの四球で二死満塁と再び危機に追い込まれたが、最後の打者をセカンドゴロに打ち取り、無事に試合を終えた。
オ・スンファンはプロ入団初年度の2005年から日本プロ野球進出前の2013年まで、韓国プロ野球で277セーブを記録。日本プロ野球に進出した2014~2015年には80セーブ、2016年から2019年まで過ごした米メジャーリーグでは42セーブを挙げた。
そして、今シーズンの韓国プロ野球でマークした9セーブを加え、アジア通算セーブの新記録を更新してみせた。
次に狙うは韓国プロ野球初の通算300セーブだ。アジア記録を制覇したオ・スンファンが韓国プロ野球の歴史に新たな1ページを刻むまで、あと14セーブが残されている。
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