除夜の鐘が鳴り、新年のムードが高まる瞬間、韓国代表が登場する。新年の祝砲を放つのは、はたして誰か。
パウロ・ベント監督率いる韓国代表チームは、アラブ首長国連邦(UAE)で行われるアジアカップの優勝に向けた最後のリハーサルに臨む。
韓国代表は1月1日の午前1時(日本時間)、UAEでサウジアラビアと親善試合を行う。
韓国は前回のアジアカップ直前にもサウジアラビアと対戦し、準優勝の土台を固めた。サウジアラビアは2006年ドイツ・ワールドカップ後、長らく低迷していたが、2018年6月のロシア・ワールドカップで12年ぶりに世界最高の舞台に復帰し、エジプトを掌握して1勝を挙げるなど、戦力がはるかに良くなっている。
元日のテストマッチを通じて、韓国は目標としている59年ぶりの優勝を実現する可能性を探ることができる。
注目は、新年初ゴールを誰が決めるかだ。
代表チームが勢いに乗っており、特に攻撃陣が所属チームでも活躍を続けているなか、ファンたちは新年の祝砲に期待している。
最も期待がかかるのは、やはり“絶頂のキラー”ファン・ウィジョだろう。
アジア大会で得点王に輝き、所属チームのガンバ大阪で6試合連続ゴールを決めた彼は、11月のAマッチ2連戦でも1ゴールずつ決めた。決定力は上がるところまで上がったと評価されている。
12月のオフシーズンにも、ベント監督が指揮した蔚山(ウルサン)での転地トレーニングに加わりコンディションを維持しただけに、2019年のAマッチ第1号ゴールを決める有力候補に違いない。
(参考記事:ガンバ大阪ファン・ウィジョ、「アジアカップの優勝候補はオーストラリア」)
サウジアラビア戦はソン・フンミンが抜ける。