有観客に転換しても、ホームチームの利点はまだ見られない。
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韓国Kリーグは新型コロナウイルス感染症の拡散を考慮し、去る5月8日の開幕以降から第13節まで無観客試合で開催してきた。そして、今月1日の第14節から10%の制限付きで観客動員を再開。来る14日の第16節からは規模を25%までに拡大する予定だ。
韓国プロサッカー連盟によると、地域縁故制が定着した1987年以降、Kリーグは2019シーズンまで計7845試合行われてきた。
このうち、ホームチームの勝利回数は3213回、引き分けは2084回。引き分けを0.5勝に換算した場合、ホームチームの勝率は54.2%と集計された。昨シーズンも1部54.2%、2部50.5%と、ホームチームには多少の優位性が存在していた。
しかし、無観客で開幕した今シーズンはホームとアウェーの差が縮まった。有観客に転換される以前の第13節まで、ホームチームの勝率は1部で50%、2部で39%と低下を見せた。
有観客試合再開後も大きな変化は見られない。ここまで有観客で1部12試合、2部10試合の計22試合が行われたが、そのうちホームチームが勝利したのは7回に過ぎなかった。勝率もわずか30%程度だ。
引き分けを0.5勝に換算したとしても、勝率は40%をかろうじて超える水準である。
とあるクラブの関係者は「アウェーチームが雰囲気に圧倒されたり萎縮したりする場合もあるが、(今シーズンは)アウェーチームも自然とパフォーマンスを維持できているようだ」と述べた。
今シーズンのKリーグは1・2部を問わず、し烈な順位争いが繰り広げられている。
1部では首位争いはもちろんのこと、6位から11位までの勝ち点差がわずか3。2部も、首位から6位までは勝ち点6差しかない。当然、1試合の結果次第で順位は大きく変動する。
この先のリーグ戦では、ホームゲームでいかに勝ち点を取りこぼさないかがカギとなるだろう。
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