関東大学サッカーリーグ第6節、全勝で首位を走る明治大学が5ゴールの逆転劇

2020年08月10日 サッカー #玉昌浩
このエントリーをはてなブックマークに追加

8月8~9日、茨城県龍ヶ崎市にて「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦」第6節が行われた。

8月8日、2部リーグ5試合が行われた。RKUフットボールフィールドB面では、2戦全勝同士の東洋大学と関東学院大学の試合が行われた。1-1のスコアで、勝ち点1を分け合う結果となった試合について、関東学院・石村大監督は「立ち上がりのミスから先制されて、その後、時間が経つにつれて、だいぶ相手のプレースタイル、プレースピードに慣れてきていたので、あの1点がもったいなかったが、よく2点目を与えないで粘って最低限できることは最後までやってくれた」と評価した。

対する東洋大学・井上卓也監督も、「関東学院さんが非常に良いチームで、難しいタフな試合になった。個々もしっかりしているし、チームとしてやろうとしていることも共通に理解がされているので、対戦相手としては、すごくやりにくかった。先制してもう少し自分たちの時間で試合をコントロールできればよかった。リーグ戦のなかで厳しい戦いがあるのは当然で、勝ち点1をきちっと持って帰れることをポジティブに考えている」とコメントした。

8月9日には、1部リーグの5試合が行われた。RKUフットボールフィールドB面では、全勝で首位を走る明治大学が、今節が2試合目となる順天堂大学と対戦した。

順天堂大学は、ワントップの大森真吾を起点にボールを動かして、アングルを作って攻め入った。前半30分には、右サイドからペナルティエリアにドリブルで侵入した順天堂大学・杉山直宏が倒されてPKを獲得。杉山直宏が自らPKを決めて明治大学から先制点を奪い、1-0で前半を折り返した。

「前半は順天堂大学さんが大森君を起点に、素晴らしいサッカーをした。わかっていたが、修正できなくて後手に回るゲームだった。大森君とその周りの選手たちのかかわり方に規則があったので、ハーフタイムに彼らのパターンを説明した。ディフェンスの立ち方、インターセプトの仕方を全員で共有した。後半はセカンドボールを拾える稲見哲行をボランチに置いて、頂点に太田龍之介を置いて、持井響太と佐藤凌我のツーシャドーでモビリティーを上げていこうという狙いで入った」(明治大学・栗田大輔監督)

この戦術が的中した。後半立ち上がり4分のゴールを起点に2分間で3ゴールをあげ、後半は順天堂大学を圧倒。5-1の逆転勝ちを収めた。

試合後、順天堂大学・堀池巧監督は「前半は良い流れだった。後半立ち上がりのところで、圧をかけられて、2回クリアするチャンスがあったのに、失ってこぼれ球を拾われて打たれて、その後のメンタルの部分。下を向いちゃう。2点、3点と取られたところのメンタルが弱いというか、そういうところが残念。リバウンド・メンタリティーで、もっとやらないと。もったいない試合」と振り返った。

第6節の試合結果は以下の通り。

【1部リーグ】
明治大学 5-1 順天堂大学
桐蔭横浜大学 3-1 筑波大学
中央大学 0-3 早稲田大学
駒澤大学 4-1 慶應義塾大学
専修大学 1-1 国士舘大学

【2部リーグ】
流通経済大学 6-0 日本体育大学
東洋大学 1-1 関東学院大学
青山学院大学 2-2 明治学院大学
拓殖大学 1-0 産業能率大学
日本大学 0-0 立教大学

(文=玉 昌浩)

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

PHOTO写真

TOPIC「Netflix韓流トリオ」特集