韓国プロ野球のLGツインズと斗山ベアーズの本拠地・蚕室(チャムシル)球場に新型コロナ感染者が訪問していた事実が明らかとなり、防疫当局が神経を尖らせている。
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韓国野球委員会(KBO)は8月11日、「去る8月4日のサムスン・ライオンズ対斗山ベアーズの試合が行われた蚕室球場に新型コロナ感染者が訪れていた事実を確認し、8月10日に松坡(ソンパ)保健所の疫学調査に協力した」と発表した。
8月4日の試合に家族2人で訪れた該当の観客は、2日後の8月6日に発熱、検査を受け、8月8日に感染判定を受けた。松坡保健所が行った疫学調査では、球場内の監視カメラや中継映像でその観客の動線などを確認した。
感染した観客は18時から21時まで試合を観戦し、出入口やトイレ、観覧席などを移動していたことがわかった。
KBO側は「疫学調査の結果、感染者と周辺の人々はいずれもマスクを着用するなど、防疫指針をよく遵守しており、濃厚接触者はいないと確認した。屋外施設に加え、訪問時には何の症状もなく、周辺のスタッフもマスクを着用していたことなどを考慮し、該当エリアの周辺施設やトイレなどを消毒するという前提に、以降の試合の進行には影響しないと伝えられた」と明かした。蚕室球場は疫学調査後、トイレや廊下、シートなどの動線を消毒した。
8月11日に行われる予定のLGツインズとKIAタイガースの試合は通常開催する。KBOは「前売りを購入した観客がキャンセルを希望する場合、ホーム球団であるLGツインズでキャンセル料なしで処理できるようにした」と明らかにした。
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