日米韓メジャー大会制覇の元祖“怪物”チョン・インジが復活を誓う「感覚を引き上げる」

2020年08月07日 ゴルフ #米国女子ツアー
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「メジャー大会を前に感覚を引き上げる部分に重点を置いて、すべての瞬間で最善を尽くす」

2015年に全米女子オープンと日本女子オープンを制したチョン・インジが復活を誓った。チョン・インジは8月7日(日本時間)、米国女子ツアー「マラソンクラシック by Dana」(賞金総額170万ドル)に出場する。

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新型コロナウイルス影響で中断された米国女子ツアーは、前週の「LPGAドライブオン選手権」で再開。チョン・インジはその大会で67位タイに終わったが、「長い休息期があったので感覚が違った。自分が適応できていない部分もあった。今大会では、その部分を補完しようと努力している」と述べた。

優勝が遠ざかっているチョン・インジ

去る2018年10月の「LPGA KEB・ハナバンク選手権」以降、優勝から遠ざかっているチョン・インジは、極度のスランプに苦しめられた。体重も調節し、着実にショットも練習しながら汗を流し、今シーズンを転換点にすると覚悟を固めた。ただスランプが長かっただけに、焦らず、段階的に感覚を引き上げていくという慎重さを忘れなかった。

チョン・インジ

チョン・インジは「2度目の大会だから、安定した気持ちで臨まなければならないようだ。韓国で応援してくれる人がとても多いが、彼らに良いプレーを見せなければという責任感を持って大会に臨む」と明らかにした。

大会をやっと1度行っただけなので、「感覚が上がってきたと話すのは難しい」とし、「すぐに良い成績を出したい意欲もあるが、着実に上がることが重要だ」と述べた。彼女は「メジャー大会を控えて選手たちが感覚を引き上げようとしているが、私もその部分に重点を置いて試合を行う計画だ」と強調した。

米国女子ツアーはマラソンクラシック終了後、スコットランドに舞台を移してメジャー大会を準備する。「ASIスコットランド女子オープン」を通じて時差など現地適応を完了すると、8月20日からシーズン初のメジャー大会「AIG女子オープン」が待っている。マラソンクラシックはトップ10に入った選手たちに、AIG女子オープンの出場権を付与する。メジャー出場権がかかった大会であるため、新人たちの火花散る競争が繰り広げられると思われる。

ちなみにマラソンクラシックは昨年キム・セヨンが優勝するなど、最近10年間で5人の韓国人ゴルファーが優勝している。

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