韓国女子ツアーは現在、国内第9戦「済州三多水マスターズ」(7月30日~8月2日、賞金総額8億ウォン=約8000万円)を2日目まで終えた。
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今大会には現世界1位のコ・ジンヨンはじめ、パク・インビやキム・ヒョージュ、イ・ジョンウン6など米国女子ツアー勢が多数参戦。ほかにも、イ・ボミやペ・ソンウと日本で活躍する選手も出場している。
そんななか、2日目終了時点で通算12アンダーを記録し単独首位に立ったのは2001年生まれのルーキー。19歳のユ・ヘランだ。
ユ・ヘランは今大会、“ディフェンディングチャンピオン”としてタイトル防衛に臨んでいる。
というのも、彼女は昨シーズンの同大会に推薦選手として出場し、正規ツアーデビューながら優勝を果たしたからだ。デビュー戦での優勝は1978年のハン・ミョンヒョン以来41年ぶりのことで、注目も大きく集まった。
もっとも、ユ・ヘランはアマチュア時代に“スーパー女子中学生”と呼ばれ、そのころから将来を嘱望されてきた選手だ。
2014年には「KLPGA会長杯」優勝、2015年には「エビアン・チャンピオンシップ・ジュニアカップ」優勝など、国内外のアマチュア大会ではタイトルを次々と獲得。2016年1月には最年少で国家代表にも選出された。
また、同年5月には「全米女子オープン韓国地域予選」で優勝し、「全米女子オープン」への出場権も獲得。続く7月には『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント』に招待選手として出場すべく来日。
そして、2019年5月に満を持して韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)に入会した。
今シーズン、ユ・ヘランは“新人賞”最有力候補と目されている。実際、新人賞ポイントのランキングでも2位のチョ・ヘリム(615ポイント)を150ポイント以上突き放し、785ポイントでトップを快走中だ。といっても、本人は「“優勝や新人賞は天が決めるものだ”と思って、自分のプレーだけをしようという思いでやっています」と謙虚な姿勢を貫く。
今大会で優勝を果たせば、新人賞レースでもさらにリードを広げることになるだろう。残りの大会2日間、“スーパールーキー”ユ・ヘランのプレーに注目だ。
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