韓国Kリーグに158cmの“歴代最小選手”が誕生した。
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Kリーグ2(2部)の大田ハナシチズンは、今夏の移籍市場でブラジル人MFエジーニョ(25)を獲得した。
エジーニョは身長158cmと、かつて2013年から2017年まで水原三星ブルーウィングスに在籍した165cmのサントス(34)よりも7cmも小さいKリーグ歴代最小選手だ。
2013年にブラジルのフォルタレーザでプロデビューしたエジーニョは、これまで国内の舞台でプレーを続けてきた。
2014年にトンベンセに移籍後、アヴァイ、パイサンドゥ、イトゥアーノへのレンタル移籍を繰り返し、2016年にグアラニへ移籍。そこでもモギ・ミリムやCSA、フォルタレーザへレンタル移籍され、2018年には5年契約でアトレチコ・ミネイロに加入した。
2019年はフォルタレーザにレンタル移籍され、29試合3ゴール1アシストを記録。そして今年7月、舞台を韓国に移し、Kリーグ2の大田へレンタル移籍で加入することになった。
当初、フィジカルコンタクトが激しいKリーグにおいて、158cmと小柄なエジーニョが活躍できるかには疑問の声が上がっていた。
そうした懸念に対し、エジーニョは小柄さを活かしたアジリティや低い重心で相手DFの虚を突き、打開を図る。ポジションも攻撃的MFを本職としつつ、シャドーストライカーやサイドアタッカーの役割もこなすことができる。
ほかにも、エジーニョにはバイオ(24)やアンドレ・ルイス(23)と2人のブラジル人との連携も期待されている。
このことについて、本人はクラブを通じたインタビューで「アンドレとは同じチームでプレーしたことがあり、バイオともたくさん対話をし、大田やKリーグについて学ぼうと努力した」と明かしていた。
アンドレとバイオにエジーニョが加わった“ブラジル人トリオ”がシナジー効果を発揮できれば、現在10チーム中2位で1部昇格争いを繰り広げる大田を首位に返り咲かせる原動力となり得る。
エジーニョは去る7月5日に韓国に入国した後、2週間の自主隔離期間はクラブが用意したホームトレーニングプログラムに従い、チームへの合流準備を進めた。さらにはテレビ中継や映像などを自ら探し、チームの戦術に溶け込めるようにも努力したという。
クラブ関係者によると、自ら分析した映像をメッセージで送るほどの情熱を見せたようだ。
自主隔離を終えて7月22日にチーム練習に合流したエジーニョ。まだコンディション調整の段階と言うこともあり、最近行われた26日の第12節済州ユナイテッド戦ではベンチから外れたが、来る8月1日の第13節忠南牙山FC戦ではデビューが予想されている。
エジーニョは「僕の活躍を早くピッチで披露したい。チームの目標がまさに自分の目標だ。チームが良い結果を出してこそ、僕の活躍も引き立つだろう」と意気込みを明かした。
1983年の創設以来37年の歴史を持つKリーグで“歴代最小プレーヤー”となったエジーニョが、大田の1部昇格争いに再び火をつけることができるか、韓国サッカーファンの間で注目が高まっている。
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