「メディアにはあまり出てこないが(笑)、先日マンUに行って、クラブがいかにして若い選手を育成し、コーチを管理し、スカウトをするかといことを全般的にチェックしてきた。 これからはほかのクラブ、例えばマンUよりも規模が小さいクラブはどのように運営するのかを見てみたい。
(参考記事:マンUの日本人スカウトが語る日韓選手の特徴「香川真司の後継者を探しているが…」【インタビュー】)
小さなクラブはビッククラブと同じような金を使うことはできない。国別に選手育成のスタイルも異なる。そうしたものを比較しながら、“自分はどんな方向に進むべきか”を構想しようとしている。特にヨーロッパのクラブだけに限定しているわけではない。 アジアサッカー連盟(AFC)や欧州サッカー連盟(UEFA)などで働くことができる道も開いている状態だ」
―KFA(大韓サッカー協会)のユース戦略本部長を1年間務めたが?
「行政的な分野の仕事をしようと決心し勉強してきたが、勉強したことを現場で経験できた大切な時間だった。
韓国サッカーは正しい方向に進もうと努力している。けれど、多くの課題に直面していることも明らかな現実だ。そのような壁をどれほど早く崩し、進むかが非常に重要だと思う。 我々がどれほど反対派を説得して、良いものを維持していくかがカギとなるのではないか」
―ロシアW杯のドイツ戦から韓国サッカーが息を吹き返している。
「最も希望があることは、ファンがスタジアムを訪れることだ。ファンが韓国サッカーに関心を持つことは、肯定的なことだと思う。
ロシアW杯の最後の試合での良い姿やそこで得た結果、アジア大会の金メダルや最近のA代表の好成績など、複合的に調和をなしていると思う。
重要なことは、今の関心をどれほど持続させ、根を深くおろすかだ。(今の関心が)Kリーグにも行きわたることも必要だろう。 一過性のものではなく、また、特定のスタープレーヤーなどへの関心だけが大きくなるのではなく、韓国サッカーやKリーグ全体が話題になり、サッカーそのものが“面白いコンテンツになったな”というような印象を与えるような雰囲気に繋げていかなければならない」
―アジアカップ優勝を果たせず引退したが、後輩たちが今回、UAEで挑戦する。