韓国Kリーグがついに観客を迎え入れる。
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去る7月24日、韓国政府はプロ野球とKリーグの観客動員を許容する方針を発表した。
丁世均(チョン・セギュン)首相は「オンライン応援で惜しさを慰めた多くの国民が、スタジアムへの入場再開を期待したことによるものだ」とし、「防疫と日常の均衡点を探る用心深い足取りの一つとして理解してほしい。観衆入場が再開されても競技場内外の防疫規則が徹底的に遵守されるという前提の下で最小人員から入場が再開される」と説明した。
政府の方針に従い、Kリーグは来る8月1日の試合から観客を動員する。
入場規模は収容人数の10%に制限する。Kリーグ最大の6万6704人を収容できるソウルワールドカップ競技場は6600人程度を動員でき、収容人数1万2419人とサッカー専用競技場としては小規模のDGB大邱銀行パークは、1200人程度を受け入れられる。
また、社会的な距離置きに基づき、観客席の前後左右を空けて座らなければならない。
チケットはオンラインでの指定席券購入のみとなり、当日販売は禁止される。その代わり、試合会場では発券のためのブースが設けられる。
オンライン予約が不可能な無料チケットの場合は、個人情報を確認した後、少なくとも2週間は手元で保管しなければならない。というのも、感染者発生時に情報を確認するためである。各クラブはQRコードを活用し、観客の出入りをチェックする必要がある。そして、試合会場への入場時は観客同士が1メートル以上離れなければならない。
応援は事実上禁止される。会場内では無条件でマスクを着用しなければならないため、拍手や応援グッズを利用した応援以外にできる行動が無い。さらには各クラブがSNSなどを通じて事前に応援の自制を公示する必要もある。
観客が普段よりも少ないうえ、歓声も沸かないことから、試合の雰囲気もより落ち着くものとみられる。チアリーダーがパフォーマンスを披露する際は、観客との距離を少なくとも2メートル程度取らなければならない。
アウェー席は閉鎖される方向で固まっている。長い移動距離の過程で感染したり、拡散を招いたりする恐れがあるからだ。このことについて、韓国プロサッカー連盟のイ・ジョングォン広報チーム長は次のように話す。
「アウェーゲームの場合、交通手段を利用した長距離移動が伴う。感染の心配をせざるを得ない。(アウェーチームのサポーターが)オンライン予約を通じて一般席に座ることまでは統制できないが、自制することを望んでいる。サッカーファン同士の助け合いが必要な部分だ」
感染リスクが大きいトイレの場合、観客が全体的に分散されることからも大きな心配はなさそうだ。その代わり、観客席での飲食は禁止され、売店やファンパークでは徹底的な社会的距離置きが行われる。
10%という制限的な観客動員の事例が初めて出るだけに、韓国プロサッカー連盟は今後の状況に応じて「新型コロナ対応マニュアル」をアップデートする計画だ。
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