7月25~26日、茨城県龍ヶ崎市にて「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦」第4節が行われた。
7月25日、2部リーグ5試合が行われた。
RKUフットボールフィールドA面では、流通経済大学が神奈川大学に2-1で勝利し4連勝で首位を守った。流通経済大学は後半途中出場の菊地泰智が左サイドから上げたボールが相手のオウンゴールを誘い先制。その後、神奈川大学が「練習を重ねてきた」(大森酉三郎監督)というサイドバックの裏を狙う形で同点に追いつくが、4年間で今日が関東大学サッカーリーグ戦初出場となる伊藤隆人の決勝点で流通経済大学が勝利を収めた。
伊藤は試合後のインタビューに「ゴール前は誰にも負けない」と自信を見せた。中野雄二監督も伊藤について、「点を取れるなという感じがある。(今年の)最初はIリーグのチームにいた。4年間で今日がリーグ戦初出場。それでもああやって点を取る。練習試合でも常に点を取ってきたし、その結果を出した」と評価した。また「(伊藤が)どのゲームでも点数を取るので、大平(正軌)コーチが『その感覚を買うべきだ』」と進言したという。「コーチ陣の見方もすばらしいし、そういう仕組みでやっている組織の模範例。大学リーグ(トップチーム)の方に登録していないが、ドラゴンズ(流経大ドラゴンズ龍ヶ崎・関東サッカーリーグ1部)とかFC(流経大FC・関東サッカーリーグ1部)にも能力ある選手がたくさんいるので、次から次へとそういう選手がライバルとして出てくるのがこの大学の特徴なのでもっともっと良くなってくるのではないか」と述べた。
同会場にて行われた関東学院大学対、青山学院大学の試合は両校にとって、今リーグ戦の最初の試合となった。関東学院大学が青山学院大学にPKで先制を許すも、4点を返して勝利した。関東学院大学は1年生ながら、「間違いなくスタメンで絡むだけの実力がある」(石村大監督)と起用された長澤シヴァタファリと橋本丈がそれぞれ得点を記録した。
7月26日、1部リーグの5試合が行われた。
流通経済大学龍ケ崎フィールドで行われた立正大学対中央大学の試合は、スコアレスドローに終わった。
同会場にて行われた3戦全勝で首位を走る明治大学と今リーグ戦初戦となる筑波大学の試合は、明治大学が3-0で勝利。4連勝で首位を守った。
明治大学の栗田大輔監督は試合後、「先週の明治よりも今週の明治のほうが良くなっているかどうかだけを軸に、相手が筑波とかまったく関係なく試合をやった」とし、一方の筑波大学・小井土正亮監督は「準備が足りなかったとか、そこに言い訳するつもりはまったくない。自信を持って臨んだ試合だったので、これが今の力だなというのが率直な感想。今の筑波と今の明治の力(の差)が出た」とコメントした。
第4節の試合結果は以下の通り。
【1部リーグ】
立正大学 0-0 中央大学
法政大学 5-2 専修大学
明治大学 3-0 筑波大学
桐蔭横浜大学 0-5 早稲田大学
駒澤大学 3-3 国士舘大学
【2部リーグ】
流通経済大学 2-1 神奈川大学
産業能率大学 1-1 立教大学
東洋大学 3-2 拓殖大学
関東学院大学 4-1 青山学院大学
東京国際大学 0-2 日本大学
(文=玉 昌浩)
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