マイク・トラウト(28)でもゲリット・コール(29)でもない。今シーズンのメジャーリーグ(MLB)で最高額の年俸を受け取るのは、昨年にチームを放出された元中日ドラゴンズの台湾出身投手チェン・ウェイン(34)だ。
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7月22日(日本時間)、アメリカメディア『ジ・アスレチック』は、60試合制によるMLB開幕を控え、今シーズン球団から最も多額の年俸を受け取る選手が、現在FA(フリーエージェント)のチェン・ウェインとジャコビー・エルズベリー(36)だと明かした。
もちろん、契約書に明示された年俸だけを見ればトラウトやコールの方が高額だ。トラウトは年俸3770万ドル、昨冬に大型FA契約を結んだコールは年俸3600万ドルを受け取る。
だが、新型コロナウイルス感染症の影響で2020シーズンが短縮されたことで、選手たちは試合数に比例して年俸額が減少した。これにより、トラウトは契約された年俸の37%である1400万ドル、コールは1330万ドルを受け取ることになる。
ただ、チェン・ウェインは短縮シーズンに伴う年俸削減が適用されない。
彼は2016年にマイアミ・マーリンズと5年8000万ドル契約を結んだ後、2019年11月に放出された。最近では今年2月にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んでいたが、去る6月に自由契約となっていた。
そのため、マーリンズはチェン・ウェインの年俸2200万ドルを今シーズンも負担することになった。チェン・ウェインは新型コロナの事態と関係なく、マーリンズから年俸を受けとる。
エルズベリーもチェン・ウェインと同じ恩恵を受けることになった。
彼は2013年冬にニューヨーク・ヤンキースと7年1億5300万ドルの契約を結んでいたが、2018年から負傷の影響で欠場が続き、2019年11月に自由契約となっていた。
契約を1年残してエルズベリーを放出したヤンキースは、今シーズンも2000万ドルを超える年俸を彼に支払うものとみられている。
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