最終的にはブルペンでシーズンをスタートさせることになった。
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米メジャーリーグのデビューシーズンに突入するキム・グァンヒョン(セントルイス・カージナルス)が、ブルペン投手として7月25日の開幕戦を準備することになった。
セントルイス現地メディア『セントルイス・ポスト・ディスパッチ』のデリック・グールド記者は7月21日(日本時間)、「キム・グァンヒョンがブルペン投手としてシーズンを開始する。抑え投手の可能性もある。カルロス・マルティネスが先発陣に合流した」と明かした。
開幕が目前に迫ったが、未だに多くのチームが新型コロナの混乱と向き合っている。開幕投手、先発陣5人を決めきれないチームが多数ある。カージナルスもそうだった。
ひとまずブルペン投手の確保から容易ではなかった。
ブルペン投手のアレックス・レイエスとヘネシス・カブレラがサマーキャンプに先立ち、新型コロナ感染の判定を受けた事実が明らかになった。幸いなことに2人は回復し、最近になってチームに合流したが、開幕戦に登板するかどうかは不透明だ。ジョバンニ・ガエゴスも7月20日になって、ようやくセントルイスのブッシュ・スタジアムに到着した。
ブルペン投手の合流が遅れたことで、カージナルスのマイク・シールド監督のマウンド構想も延期された。ひとまず先発とブルペンで活用できるオースティン・ゴンバーとダニエル・ポンセデレオンは、ブルペン陣に入れた。
キム・グァンヒョンとマルティネスについては最後まで悩んだが、最近クローザーとして活躍してきたマルティネスではなく、キム・グァンヒョンをブルペン投手として起用することを決めた。
これまでキム・グァンヒョンは、先発ローテ入りを目指してシーズンを準備した。
最近の練習試合のイニング数も、キム・グァンヒョンがマルティネスより多かった。キム・グァンヒョンは7月17日の紅白戦で5イニングを消化し、被安打1、奪三振5、無失点の好投を見せた。マルティネスは翌日の紅白戦に先発登板して3イニングを投げ、被安打2、奪三振2、失点1だった。
両者とも先発とブルペンをいずれも担えるようにシーズンを準備したが、登板した姿だけを見ると、キム・グァンヒョンがマルティネスより先発入りが近かいように思えた。
しかしマイク・シールド監督は、先発陣への参加を強く望んでいたマルティネスの要求を受け入れた。マイク・シールドはもうクローザーを確定しなければならない。
グールド記者がキム・グァンヒョンのブルペン陣合流を発表し、クローザーの可能性を開いたことも、これと無関係ではない。既存のブルペン投手の中ではジョバンニ・ガエゴスが最もクローザーに近いが、まだ実戦で試したことがなかった。シーズン序盤、キム・グァンヒョンを含めて“集団クローザー”のシステムで、ブルペン陣を運用する可能性もある。
カージナルスは来る7月25日、ピッツバーグを相手に本拠地ブッシュ・スタジアムで開幕戦に臨む。
キム・グァンヒョンは2007年から2019年まで、韓国ではほとんどの試合で先発投手としてマウンドに上がった。韓国プロ野球KBOリーグで通算298試合に出場し、276回が先発登板だった。
クローザーとして登板し、レギュラーシーズンにセーブを記録したことはない。ただ2010年の韓国シリーズ第4戦、2018年の韓国シリーズ第6戦でチームの優勝を決めるセーブを記録したことはある。
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