史上初めて韓国シリーズを制した外国人監督として、韓国プロ野球史にその名を残したヒルマン監督。韓国と日本の両国プロ野球で優勝した世界初の監督としても、その名を歴史に残した。
韓国での成功神話をさらに書き加えることもできたはずのヒルマン監督だが、SKからの契約延長の提案を丁重に断わり、アメリカへと帰った。
ポストシーズン前に、高齢で闘病中の親を支えるために帰国の意思を明らかにしていただけに予想できた“別れ”だった。
韓国シリーズ優勝という“美しい惜別のプレゼント”をSKに残してアメリカに帰ったヒルマン監督は来季、マイアミ・マーリンズのコーチとしてMLBに復帰する。来季はヒルマン監督の姿をKBOで見ることはできないが、「いつか韓国に戻ってくる」という言葉を残していることを、最後に付け加えておこう。