かつて“天才ゴルフ少女”と呼ばれたリディア・コ(23)が、15歳の自分に向けて手紙を送った。
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7月17日(日本時間)、米国女子ツアー(LPGA)の公式ホームページで「リディア・コ、15歳の自分に書く手紙」が公開された。
手紙の中で、リディア・コは15歳の自分にアドバイスと激励を送った。
彼女はまず、「素晴らしいことがあまりにもたくさん起きると思う。楽しい思い出もあれば、涙を流すほどに傷つくこともある。そのすべてを経験して人間として学んだとき、成長することができるはず」と話を切り出した。
そして、「しばらくの間、優勝なんて日常的でほぼ自動的だと感じられるでしょう。あなたが立てたすべての“最初”と“最年少”の記録を覚えることもできないぐらいに」とし、「簡単だと勘違いしてはいけない。一瞬でも、それが永遠に続くと思わないで」と綴った。
また、リディア・コはスランプに陥ったときは慌てず、挫折せずに、もっと熱心に練習して自分を信じてほしいと伝えると、家族や親友からの愛を強調した。「彼らの抱擁、彼らの存在感、彼らの笑いこそ、人生で最も貴重なもの」と伝えた。
最後に「あなたが下す決定はあなた次第。一人で立つことには責任が伴う」とし、「他人からどう見えているかなんて心配しないで。そして、いつも“自分らしく”いて。そうすれば、ブランドやイメージ、機会、存在感などというのは自然についてくるはず」と励ましの言葉を送った。
1997年4月24日にソウルで生まれたリディア・コは、6歳のときにニュージーランドに移住すると、11歳でニュージーランドのアマチュアメジャー大会を制覇し、“天才ゴルフ少女”と呼ばれた。さらには18歳で世界ランキング1位に輝くなど、各種の最年少記録も打ち立てた。
だが、去る2018年4月の米国女子ツアー「メディヒール選手権」で優勝して以降2年近く無冠の状態が続いており、今年3月時点の世界ランキングでは49位にまで落ち込んでいる。
15歳の自分にエールを送ったリディア・コは、全盛期のスイングを取り戻し再び世界の頂点に立つことができるだろうか。
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