鹿島アントラーズに所属する2人の韓国人選手が欧州最強レアル・マドリードと対戦した。
鹿島は12月20日(日本時間)、アラブ首長国連邦アブダビで開催された国際サッカー連盟(FIFA)クラブワールドカップ準決勝でレアルに1-3で敗れた。ギャレス・ベイルが前半44分、後半8分、後半10分にゴールを決め、ハットトリックを達成し、レアルを勝利に導いた。鹿島は後半33分に土居聖真のゴールで1点返したが、そこまでだった。
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鹿島のGKクォン・スンテとDFチョン・スンヒョンは、いずれも先発出場。最初の失点まではパフォーマンスも良かった。
クォン・スンテはレアルのシュートを安定的に防いだ。カリム・ベンゼマ、ギャレス・ベイル、トニ・クロース、ルカ・モドリッチなどの積極的なシュートは、クォン・スンテのセーブによって防がれた。
チョン・スンヒョンの守備も目立った。チョン・スンヒョンは前半序盤、ベイルの突破をタックルで阻止するなど、世界最高水準の選手を相手に印象的な守備力を見せた。
無失点で凌げるかと思った前半終了間際、ベイルの左足シュートで失点。ベイルがマルセロとワンツーでペナルティボックスの左に抜け出し、正確なシュートでゴールネットを揺らした。チョン・スンヒョンが守備に関与するには難しい位置で、シュートが非常に鋭かったためクォン・スンテも止められなかった。
残念なシーンは、後半8分。鹿島の左サイドからのバックパスが、クォン・スンテとチョン・スンヒョンの間のスペースに曖昧に流れた。チョン・スンヒョンは一歩遅れてボールに向かって走ったが、完全に処理できなかった。さらにその時、曖昧なボールに反応したクォン・スンテも前に飛び出していた。連携ミスからこぼれたボールにベイルが反応し、無人のゴールに押し込んだ。
韓国人選手2人の呼吸が合わず、失点を許してしまった。この追加点後、鹿島は再びベイルの左足の強力なシュートを防げず、失点し、試合を決定付けられた。
鹿島は全体的にレアルに比べて、守勢に追い込まれる場合が多かった。ポジションの特性上、クォン・スンテとチョン・スンヒョンが苦労した試合だった。2人は孤軍奮闘したが、結果は物足りないものだった。
準決勝で敗れた鹿島は12月22日、アルゼンチンのCAリーベル・プレートと3位決定戦を行う。勝利したレアルは12月23日、アル・アインFCと決勝で激突する。
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