トロント・ブルージェイズの投手リュ・ヒョンジンが米スポーツ専門メディア『ジ・アスレチック』が調査した先発投手リストで、第3グループに分類された。
『ジ・アスレチック』は7月15日(日本時間)、メジャーリーグ(MLB)開幕を約10日後に控え、投手の特集記事を作成した。
まず、そのポジションの代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを示すWAR基準で先発投手の上位60人、アメリカンリーグのサイ・ヤング賞を受賞したダラス・カイケルを含めた計61人を選んだ。そしてMLB業界の従事者たちに、その61人の評価を要請した。
評価に基づいて計4グループに先発投手を振り分け、リュ・ヒョンジンはチーム内の2、3番目の先発に該当する第3グループに入った。
評価に参加した20人の業界関係者のうち、2人がリュ・ヒョンジンをエースに挙げた。リュ・ヒョンジンは計2.25点だった。満点は4.00点で、満点の選手たちは第1グループに含まれた。
『ジ・アスレチック』は、「リュ・ヒョンジンがドジャースで向き合った環境は理想的だった。第1先発を求められず、肩の手術後には十分な休息を取った。広い球場を使用し、コーチングスタッフとスカウト部門は相手打者を解剖するリュ・ヒョンジンの能力を最大化させた」と指摘。そして「リュ・ヒョンジンは今、アメリカンリーグ東地区に所属するブルージェイズで困難な旅に突入する。打者に有利な球場で、以前より強い打線を相手にするだろう」と見通した。
また「とあるアメリカンリーグ球団の関係者は、リュ・ヒョンジンについて“リュ・ヒョンジンはプレーオフに必要な投手か?それともフルシーズンのために必要な投手か?”と反問した」とし、エースとしての基準ではリュ・ヒョンジンは微妙であるとの評価を下した。
リュ・ヒョンジンと同じく2~3番手の先発投手を意味する第3グループには、日本人投手3人も含まれた。
田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)、前田健太(ミネソタ・ツインズ)、ダルビッシュ有(シカゴ・カブス)だ。
第3グループには他にも、ザック・グレインキー(ヒューストン・アストロズ)、エドゥアルド・ロドリゲス(ボストン・レッドソックス)、トレバー・バウアー(シンシナティ・レッズ)、ザック・ウィーラー(フィラデルフィア・フィリーズ)、マックス・フライド(アトランタ・ブレーブス)、ジェームス・パクストン(ニューヨーク・ヤンキース)、マイク・マイナー(テキサス・レンジャーズ)、ソニー・グレイ(シンシナティ・レッズ)、マシュー・ボイド(デトロイト・タイガース)、マーカス・ストローマン(ニューヨーク・メッツ)、ブランドン・ウッドラフ(ミルウォーキー・ブルワーズ)、カイル・ヘンドリックス(シカゴ・カブス)、マディソン・バンガーナー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、ロビー・レイ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、ランス・リン(テキサス・レンジャーズ)、デビッド・プライス(ロサンゼルス・ドジャース)などが含まれた。
満点の評価を受けた第1グループには、ゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)、ジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)、マックス・シャーザー(ワシントン・ナショナルズ)、ジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)の計4人が入った。
過去にエースであったり、今後エースになると期待される投手を意味する第2グループには、ウォーカー・ビューラー(ロサンゼルス・ドジャース)、スティーブン・ストラスバーグ(ワシントン・ナショナルズ)、ジャック・フラハーティ(セントルイス・カージナルス)、ブレイク・スネル(タンパベイ・レイズ)、ルイス・カスティーヨ(シンシナティ・レッズ)、クリス・セール(ボストン・レッドソックス)、シェーン・ビーバー(クリーブランド・インディアンス)、ホセ・ベリオス(ミネソタ・ツインズ)、クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)らが含まれた。
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