7月11~12日、RKUフットボールフィールドにて「JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦」第2節が行われた。
7月11日、2部リーグ2試合が行われた。拓殖大学が東京国際大学に2-1で勝利。流通経済大学が日本大学に2-0で勝ち、2校が2連勝となった。
流通経済大学の齊藤聖七は第1節の2ゴールに続いて、この日も2ゴール。流通経済大学・中野雄二監督は試合後、齊藤について「去年は1年生だったので、力強さの面ではひ弱さを感じたが、2月にクロアチアに1カ月行かせたこともあって、大学レベルでの体の使い方が年齢ともにできてきた。もともと持っている動き出しのセンス、プルアウェイは天性のものなので、それが大学レベルで普通にできるようになり、普通に2点とれるようになった。成長を感じた」と評した。
また2-0で勝利したゲームについては、「去年から出ている選手たちが、思うようにいかない場面でも精神的に落ち着いていた。こういう2-0のゲームをしっかりやれるようになったのは、3点目を取ることよりも逆に良かったかと思う」と述べた。次節全勝同士の対戦となる拓殖大学については、「うちのハイプレスの中で拓大の選手がどれくらいやれるのかは、大学サッカーとして楽しみ」とコメントした。
7月12日は、1部リーグの4試合が行われた。
立正大学と対戦した明治大学が立ち上がりに失点するも、後半3ゴールを奪い、3-1の逆転勝ちで2連勝。首位に立った。同点ゴール直後に交代出場の明治大学・太田龍之介は、チーム2点目にポストプレーで入ってワンタッチで絡み、後半アディショナルタイムには中央でターンをしながらボールを受け、そのまま左足を振り抜いてゴールを決める活躍を見せた。
太田について、明治大学・栗田大輔監督は「素晴らしい。ボールを失わないし、しなやか。(3点目は)スーパーゴール」と絶賛。「(1年生が)早い時期に得点を決められたのは、チームにとっても大きい。2年後、3年後が楽しみ」とコメントした。
中央大学は駒澤大学に2-1で勝利した。怪我明け後、公式戦初スタメンの大久保智明が「相手の寄せがゆるく感じ、自由にやれた」とコメントするほどの活躍を見せた。前半に、スルーパスでゴールを演出したあとには、「駒澤が壁を逆に作ったので、流し込むだけだった」とフリーキックを直接ニアに流し込んだ。
第2節の試合結果は以下の通り。
【1部リーグ】
明治大学 3-1 立正大学
慶應義塾大学 0-1 国士舘大学
桐蔭横浜大学 1-2 法政大学
中央大 2-1 駒澤大学
【2部リーグ】
拓殖大学 2-1 東京国際大学
流通経済大学 2-0 日本大学
(文=玉 昌浩)
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