元韓国代表の五輪メダリストが性的暴行容疑を否認「恋愛感情、合意があった」

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未成年者への性的暴行容疑で拘束起訴された元柔道韓国代表のワン・ギチュン(31)が関連容疑を否認した。

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7月10日、大邱(テグ)地裁・刑事12部(イ・ジングァン部長判事)の審理で開かれた公判準備期日で、ワン・ギチュンの弁護人は「被告人と被害者は恋愛感情があった合意の下で性関係を持った」と主張した。

続いて「その過程で暴行はなかったし、性搾取でもない」と強調した。

被害者側は裁判全体を非公開にしてほしいと裁判所に要請したが、裁判所は「公開裁判が原則だ。裁判進行中、非公開の必要があると判断した場合、関連措置をとる」と受け入れなかった。

裁判所は来る7月22日にもう一度、公判準備期日を行った後、裁判の進行について決定する方針だ。

ワン・ギチュンは去る6月26日に開かれた初公判に出席し、国民参与裁判(国民が陪審員として刑事裁判に参加する裁判)を望むと伝えた。

ワン・ギチュン

北京五輪で銀メダル、スター選手の没落

ワン・ギチュンは、2017年2月に運営するジムに通う17歳の女性Aさんを性的暴行した容疑を受けている。

また2019年8月から今年2月まで、体育館で弟子の16歳女性Bさんと10回にわたって性交渉した容疑(児童福祉法違反)もある。2019年2月にはBさんを性的暴行しようとしたが、未遂に終わったとの疑いもある。

大韓柔道会はワン・ギチュンの提訴事実が知られた5月、大韓体育会スポーツ公正委員会会議を通じてワン・ギチュンの永久除名を決定した。

ワン・ギチュンは2008年の北京五輪男子73㎏級で銀メダルを獲得。世界柔道選手権の2007年リオ大会と2009年ロッテルダム大会で優勝し、2010年広州・アジア大会でも銀メダルに輝くなど、韓国柔道を代表する選手だった。

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