来る7月10日から、釜山のストーンゲートカントリークラブで韓国女子ツアー「ISドンソ釜山オープン」(7月10~12日、賞金総額10億ウォン=1億円)が開催される。
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今大会は、建設・建築材の総合企業であるISドンソとの契約締結によって開催が決まった韓国女子ツアーの新規大会だ。
今大会が終わると、次の「済州サンダースマスターズ」(7月30日~8月2日、賞金総額8億ウォン=約8000万円)まで約2週間の休息期間が生まれる。そのため、今回の「ISドンソ釜山オープン」は総力を尽くして戦うことのできる絶好の機会となる。
昨年12月にベトナムで開幕戦「ヒョソン・チャンピオンシップ」を行った2020シーズンの韓国女子ツアーは、新型コロナウイルス感染症の余波を受け長らく“開店休業”状態が続いていた。
3月の「台湾女子オープン」、4月の「ロッテレンタカー女子オープン」、5月の「NH投資証券レディース」「斗山マッチプレー・チャンピオンシップ」は新型コロナの影響でどれも中止に。
その後、徹底的な防疫体制の下で去る5月に国内開幕戦となる今季初のメジャー大会「第42回KLPGAチャンピオンシップ」(5月14~17日、賞金総額30億ウォン=約3億円)でシーズンを再開させた。2020年以降、韓国女子ツアーは同大会含めこれまで7大会を開催してきた状態だ。
今シーズンここまで、新型コロナの影響で国内にとどまっている米国女子ツアー勢が好成績を挙げている。
なかでも、キム・ヒョージュ(24)が「第10回ロッテ・カンタータ女子オープン」(6月5~7日、賞金総額8億ウォン=約8000万円)、ユ・ソヨン(30)が「起亜自動車・第34回韓国女子オープン」(6月18~21日、賞金総額8億ウォン=約8000万円)とそれぞれ大会を制覇した。
だが、今シーズンは海外組でも2大会以上優勝を収めた選手がいない。米国女子ツアー勢のほか、パク・ヒョンギョン(20)やイ・ソヨン(23)、キム・ジヨン(24)、そしてキム・ミンソン(25)など、毎大会異なる選手がトロフィーを受け取ってきた。
つまり、このうち誰か1人でも今大会で優勝に輝けば、“シーズン2勝目”という記録とともに初代チャンピオンのタイトルも獲得することになる。
今大会、有力候補の1人にまずイ・ソヨンを挙げられる。
彼女は再開後2戦目の「E1チャリティーオープン」(5月28~31日、賞金総額8億ウォン=約8000万円)で優勝。さらには直近に行われた「メッコール・竜平リゾートオープンwith SBS Golf」(7月3~5日)で準優勝を果たしている。
彼女はここまですべての大会でトップ10入りし、賞金と大賞ポイントのランキングではどちらも首位に立っている。
ほかにも、のどの痛みで「BCカード・ハンギョン・レディースカップ2020」(6月25~28日、賞金総額7億ウォン=約7000万円)を途中棄権していたキム・ヒョージュも、コンディションを取り戻しフィールドに復帰する。
米国女子ツアーは今月末に再開を予定している。そのことを考慮すれば、国内で有意義な仕上げをできる絶好のチャンスとなるはずだ。
そして、今シーズン未だトロフィーと縁が無いチェ・ヘジン(20)も、故郷の釜山で初優勝に挑戦する。
彼女は、先月の「第14回S-OILチャンピオンシップ」(6月12~14日)の第1ラウンド終了所点で首位だったが、悪天候の影響で残りのラウンドが相次いでキャンセルに。大会自体も公式記録として認められず、チェ・ヘジンは“優勝”ではなく“1位扱いで”同大会を終えていた。
今シーズン、チェ・ヘジンは出場した7つの大会すべてで10位圏内にこそ入っているが、あと一歩及ばず無冠の状態が続いている。
そのため、今大会でなんとしてでも優勝トロフィーをかかげたいところだろう。
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