投手としては球団史上最高額の4年8000万ドルでトロント・ブルージェイズに加入したリュ・ヒョンジン(33)が、史上最短の60試合制で行われるシーズンで新たな第一歩を踏み出そうとしている。
【写真】元巨人の山口と韓国リュ・ヒョンジンの「寂しすぎるキャッチボール」
7月5日(日本時間)、トロント現地メディア『トロント・サン』は「リュ・ヒョンジンの加入で、ブルージェイズは昨年よりも安定した先発陣を構築できるようになった。本人も開幕戦登板に向けて無理なく準備を進めている」と伝えた。
球団からの期待度も高い。ブルージェイズのロス・アトキンスGM(ゼネラルマネージャー)も、リュ・ヒョンジンのコンディションについては肯定的な回答を繰り返した。彼は次のように述べている。
「リュ・ヒョンジンの身体の状態は非常に良い。オフシーズンの間はフロリダ州ダニーデンで練習を続け、球団関係者らもビデオ通話などを通じ、練習過程を欠かさずチェックした」
「開幕戦でも十分に先発登板できるほどの良いコンディションを作り上げた。1~4イニング程度、ライブピッチングを消化した状態だ」
MLB機構は今月24~25日を2020シーズンの開幕日と定めた。若手の多い投手陣でベテランエースとして先発1番手の役割を担うリュ・ヒョンジンの“ショータイム”は、開幕日にも観られることになるかもしれない。
リュ・ヒョンジンや元巨人の山口俊(32)ら含むブルージェイズの選手たちは、今月6日にもカナダのトロントへ移動し、“夏季キャンプ”で最終準備を進めていく予定だ。
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