FCソウルの韓国代表MFチュ・セジョン(29)が、今度こそJリーグのガンバ大阪に向かうようだ。
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7月2日、サッカー界に精通する関係者が明かしたところによると、チュ・セジョンが昨冬からラブコールを受けていたガンバ大阪に移籍するという。
チュ・セジョンのJリーグ進出は昨年12月にも話が出ていた。当時、日本の『スポーツ報知』は「ガンバ大阪がチュ・セジョンの獲得を提案した」と報じていたが、結局は“移籍説”のまま終わっていた。
その噂が、今夏にも実現することになるかもしれない。
ソウルの副キャプテンを務めるチュ・セジョンは、今シーズンのKリーグで9試合中7試合に出場している。
だが、低迷するチーム状況につられてか中盤で目立った活躍を見せられていない。先月20日の蔚山現代FC戦ではイエローカード2枚で後半17分に退場。チームもこの敗戦で25年ぶり5連敗を喫する屈辱を味わった。
ソウルは現在、3勝6敗の勝ち点9で12チーム中9位に沈んでいる。得点数はワースト2位タイ(6得点)、失点数はワースト1位(18失点)と攻守両方で不調だ。
ソウルが主力選手をガンバ大阪に差し出した実質的な理由は、元韓国代表キ・ソンヨン(31)獲得に向けた布石とみられている。
キ・ソンヨンは冬の移籍市場で10年ぶりのKリーグ復帰を望んでいたが、ソウル側との交渉過程で食い違いが発生。全北現代モータース加入の話も出たが、結局は違約金問題によって破談に終わった。そして、新天地にラ・リーガのマジョルカを選んだ。
しかし、マジョルカではデビュー戦で途中出場して以降、中断明けのリーグ戦で招集外が続き、去る6月30日の契約満了に伴いチームを退団。韓国には6月25日に帰国しており、新型コロナウイルス感染症検査を受け現在は2週間の自主隔離を行っている。
キ・ソンヨンは来る7月9日に隔離期間が終わり次第ソウルと接触し、冬の移籍交渉破談で亀裂の入った関係を縮めるものと予想されている。
果たして、キ・ソンヨンの母国復帰の前にチュ・セジョンのガンバ大阪移籍は現実のものとなるのだろうか。
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