韓国Kリーグ2(2部)で活躍中のアン・ビョンジュン(30・水原FC)が、プレッシャーを跳ね除けさらに鋭さを増している。
【独占インタビュー】アン・ビョンジュンが明かした得点量産の秘訣とは?
アン・ビョンジュンは今シーズン、開幕戦の大田ハナシチズン戦から第5節の富川FC戦まで5試合連続ゴールを記録していた。
しかし、彼は0-1で敗れた第6節の済州ユナイテッド戦でシーズン初の無得点に終わり、連続得点の勢いが途絶えてしまっていた。
シーズンが進むにつれて、アン・ビョンジュンには“連続得点”という負担がのしかかり、ゴールに対するプレッシャーが大きくならざるを得なかった。
だが、アン・ビョンジュンは第7節のFC安養戦で2試合ぶりにゴール。自身がストライカーであることを再び証明してみせた。
アン・ビョンジュンはもう一段階アップグレードしたフォワードへと生まれ変わった。チームメイトのチャンスを創出できる“万能ストライカー”というオプションを追加したのだ。
在日コリアンであるアン・ビョンジュンは、これまでチームメイトで同じく元Jリーガーの石田雅俊(25)と息の合った連携プレーを披露してきた。第7節以前に記録した2つのアシストは、いずれも石田の得点を生んだもの。親密な仲でお互いの動きを良く理解しているからこそ、なせる記録である。
そんなアン・ビョンジュンだが、第7節では石田以外のチームメイトへのアシストを記録。彼がただ特定の選手のみと連携が合うのではないということ、自らチャンスを演出できることを証明した。
彼は第7節、左サイドで狭いスペースでのドリブル突破からグラウンダー性のクロスを送り、モ・ジェヒョン(23)の得点を生み出していた。
ゴールのみならずアシストでもチームをけん引するアン・ビョンジュンは、得点ランキングとアシストランキングの両方でトップを走っている。
今や多彩多能なストライカーへとなりつつあるアン・ビョンジュン。チームメイトを活かすプレーもできることから、より多くのゴールやアシストが期待できる。
序盤から続くし烈な得点王争いだが、この好調ぶりが続けば、アン・ビョンジュンが今後もレースをリードできるはずだ。
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