次シーズンの韓国プロバレー女子部の優勝候補は、断然で興国生命スパイダースだ。女子バレー韓国代表の“女帝”キム・ヨンギョンと、イ・ジェヨン&イ・ダヨン双子姉妹の3人だけで、すでにVリーグ優勝との声も出ている。
【写真】イ・ダヨンが“すっぴん自撮り”公開!その透明感に反響
が、肝心の本人たちはさらに強いチームを作れなかったという悔しさを隠さなかった。
双子の姉妹が一緒にプレーする興国生命スパイダースには、7月から世界トップクラスの選手であるキム・ヨンギョンが合流する。個人スケジュールなどの整理を考慮すると、合流は7月中旬と予想される。
5月4日から早目にトレーニングを開始している双子の姉妹は、キム・ヨンギョンの合流を待ち望んでいる。
イ・ジェヨンは「韓国代表チームで(キム・ヨンギョン)オンニ(姉さんという意味)とレシーブを合わせているので、役に立つだろう」とし、「面白そうだ」と期待した。
セッターであるイ・ダヨンは、さらに楽しみにしている。彼女は「私にとっては本当に良いです。バレーボールは個人のパフォーマンスより、チームで呼吸を合わせることが重要だ。いくら上手い世界ランキング1位の選手でも、他の選手たちと呼吸が合わないと駄目」とし、「(キム・)ヨンギョン姉さん、(イ・)ジェヨン、(イ・)ジュアら全員と一緒にプレーして、来年の2020東京五輪に出れば、すばらしい相乗効果があると期待している」と述べた。
特に「思い出になるだろう。いつヨンギョン姉さんと韓国でバレーをしたか。光栄なことだと思う」と強調した。
キム・ヨンギョンと同じポジションであるイ・ジェヨンは、さらに近くで先輩から学ぶ機会を得ることになった。イ・ジェヨンは「ヨンギョン姉さんのすべてを真似ることはできないが、ついていけるように努力する」とし、「横から長所を見て学びながらも“第2のキム・ヨンギョン”ではなく、ただの“イ・ジェヨン”を作りたい」と抱負を明らかにした。
それでも1つ、物足りなく感じることがある。2019-2020シーズンが終了した4月、興国生命スパイダースのベテランリベロ、キム・ヘランが引退したことだ。
“ディグの女王”と呼ばれたキム・ヘランは、出産のためにコートを去った。男子部を含めても最多となる9819ディグを記録し、通算4609レシーブを達成した彼女は、興国生命スパイダースの守備の要でもあった。
イ・ジェヨンは「ヨンギョン姉さんが来ると聞いた後、ときどきヘラン姉さんが引退していなかったら、もっと楽しくバレーボールができたのにと考えたりする。ヘラン姉さんとは良かった思い出が多いだけに、個人的には残念だ」と話した。
イ・ダヨンも「ヘラン姉さんとは代表チームで一緒にプレーしていたので、引退が惜しかった。個人的に憧れている先輩だ。セッターと密接に関係するポジションがリベロなのだが、プロチームで一緒にプレーできなくて残念だ」と述べた。
セッターであるチョ・ソンファのIBK企業銀行アルトス移籍に伴う補償選手として、リベロのパク・サンミが興国生命に合流したものの、まだキム・ヘランの空白を埋めることができるかどうかはわからない。
ただイ・ダヨンは肯定的に見ている。彼女は「興国生命に来て感心したことがある」としながら、「ある選手が他の選手の欠点を補完しており、その補完されていた選手も別の選手の不足点を補っている。相互補完されているチームだ」と説明した。
続けてイ・ダヨンは、「外から見ると攻撃陣に比べて他のポジションが弱いとされるが、私たちは互いを補完し合うチームだから、まったく問題になることはない」と自信を見せた。
前へ
次へ