SKワイバーンズのチェ・ジョン(33)が6月17日のKTウィズ戦でアーチを描き、340本塁打の大台を超えた。1990年代のレジェンドで、元福岡ソフトバンクホークスコーチのチャン・ジョンフン(340本塁打)と肩を並べたのだ。
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現役最多ホームランバッターのチェ・ジョンは、韓国プロ野球歴代右打者最多ホームランバッターにもなった。
韓国プロ野球でチェ・ジョンよりも多くホームランを記録している選手は、歴代2位のヤン・ジュンヒョク(351本塁打)と歴代1位のイ・スンヨプ(467本塁打)しかいない。2人とも左打者である。
チェ・ジョンの次なる目標は歴代2位ヤン・ジュンヒョクの351本塁打だ。この先チェ・ジョンが11本塁打を追加すれば2位タイに名を連ね、さらにもう1本ホームランを放てば、ヤン・ジュンヒョクを抜いて単独2位に浮上する。
チェ・ジョンは2005年にSKのユニホームを着てプロデビューを果たした。初年度の45試合1本塁打を除けば、2006年から昨年まで毎年2桁台のホームランを記録している。20本塁打以上も8シーズンの間記録し、“巨砲”の存在感を誇っている。
昨年は29本塁打で、チームメイトで元横浜DeNAベイスターズのジェイミー・ロマック(34)とともに本塁打2位タイにランクインした。
チェ・ジョンは今年初めに激しいスランプに陥ったが、現在は自分のペースを取り戻している。今後シーズンが100試合以上残っていることを考慮すれば、チェ・ジョンがヤン・ジュンヒョクの記録を破るのは時間の問題だ。
関心のある部分は、チェ・ジョンがヤン・ジュンヒョクを越えた後、イ・スンヨプの467本塁打の記録にどれだけ近づけるかだ。
現在、チェ・ジョンとイ・スンヨプの本塁打の差は127本だ。チェ・ジョンが毎年20本塁打以上を記録できると仮定すると、イ・スンヨプの記録にたどり着くまで6年以上の時間が求められる。30本塁打ならば4年以上を要する。
チェ・ジョンは去る2018シーズン後、SKと6年契約を結んだ。今シーズン含め、5年の契約期間が残っている。チェ・ジョンが今後5年間で25本塁打を地道に積み重ねれば、イ・スンヨプの記録まであと2本というところまで迫れる。
挑戦してみるだけの価値はある。しかし、30代半ばに差し掛かっているチェ・ジョンの年齢を考慮すれば、容易ではない目標値だ。
イ・スンヨプは韓国プロ野球で467本塁打を記録したが、千葉ロッテマリーンズや読売ジャイアンツ、オリックス・バファローズで活躍した日本プロ野球での8年間(2004年~2011年)にも159本塁打を放った。日韓通算で626本塁打という大記録だ。
日本でも名の知れたレジェンドの記録をチェ・ジョンは塗り替えることができるだろうか。
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