成功的な防疫を通じて韓国Kリーグが2020シーズンを開幕させてから、早くも1カ月が経った。
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だが、正常的なリーグ運営のための次の段階である“観客動員”の解禁時期は未知数な状況にある。
韓国では6月に入り、新型コロナウイルス感染症の集団感染のニュースが相次ぎ、再び緊張感が高まっている。実際、今月は毎日30人以上の感染者が発生している。
このような状況では、観客を入れてKリーグを開催することは難しい。
6月17日、韓国プロサッカー連盟関係者は「少なくとも感染者が開幕時の水準にならなければ、観客動員に関する討議をすることはできない。最近の状況では観客を入れることは困難だ」と明かした。
Kリーグが開幕した先月上旬は感染者数が一桁台に落ち着き、海外から流入された感染者を除けば地域感染者はごく少数に過ぎなかった。そのため、当初Kリーグは6月頭にも観客動員を解禁できるという計画も立てていた。
しかし、予期せぬ事態が相次いだことで、今後の見通しを立てるのも容易ではなくなった。
関係者は「現時点でいつ試合ができるか申し上げるのは適切ではないと思う。何より、感染者数の推移を見守りつつ、安定することを願うだけだ」と明かした。
最近では地域ごとに観客動員に対する温度差が現れている。
去る3~4月のときには大邱(テグ)や慶尚北道(キョンサンブクト)で感染者が急増したことで、この地域に本拠地を置くクラブのホームゲームをどう編成するかで考慮がなされた。
それが、ここ最近で状況が変わった。首都圏に感染者が集中するなかで、地方クラブの観客動員に関する期待値が高まっているのだ。
とあるクラブ関係者は「入場解禁と関連したファンの問い合わせが増えている。生観戦に対するファンの要求は少なくない」と伝えた。
韓国プロサッカー連盟は、観客動員に備えたマニュアルを各クラブに早くから配布していた。観客の入場が可能となった場合、優先的に着席者を基準に前後両隣の座席を空け、拡散防止と感染予防を行う計画だ。
このため、観客動員を解禁した時点では、スタジアム収容人数の40%程度が入場できるものと推算されている。
各クラブはがらんとした観客席を埋めるため、さまざまなアイデアを活用している。スタジアムの沈黙を紛らわすため、録音したサポーターの応援の声を90分間響かせるのはすでに見慣れた風景になった。
Kリーグでファンの歓声がスタジアムに鳴り響くようになる日が来るのは、もう少し先のことになりそうだ。
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