6月18日から21日にかけて、仁川(インチョン)のベアーズベスト青蘿(チョンラ)ゴルフクラブで韓国女子ツアー「起亜自動車・第34回韓国女子オープン」が行われる。
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賞金総額10億ウォン(日本円=約1億円)、優勝賞金2億5000万ウォン(約2500万円)の今大会には、計144人の選手が出場する。
今シーズン2回目のメジャー大会である今回も、有力選手が多数顔をそろえた。
まず、日本女子ツアーからはイ・ボミ、ペ・ソンウ、アン・ソンジュが出場する。
そして米国女子ツアーからは、以前から出場し続けているイ・ジョンウン6やキム・ヒョージュのほか、世界ランキング1位のコ・ジンヨンが登場。
国内勢にも注目すべき選手が多い。“6冠女王”チェ・ヘジンや“次世代セクシークイーン”ユ・ヒョンジュ、アン・ソヒョン、チョ・アヨンらが参戦する。
今大会は“日米韓のスター”の共演が一番の注目ポイントだろう。イ・ボミ、コ・ジンヨン、チェ・ヘジンの3人が同組に入ったのだ。
イ・ボミは、先週行われた「第14回S-OILチャンピオンシップ」(6月12~14日)で復調の兆しを見せていた。
第1ラウンドこそ1アンダーの77位タイと低空スタートを切ったが、第2ラウンドでは前半9ホールで3アンダーをマークし、トータル4アンダーの50位にまで順位を上げた。
しかし、悪天候の影響で同大会は18ホールの短縮競技に変更。このため、第1ラウンド終了時点の順位である77位タイが、イ・ボミの最終結果となった。今回こそは上位進出に期待したいところだ。
昨シーズンの韓国女子ツアー“6冠女王”のチェ・ヘジンも、優勝へ切実な思いを持っている。
彼女はディフェンディングチャンピオンとして臨んだ「第14回S-OILチャンピオンシップ」では記録上1位に輝いていた。
しかし、同大会は前述した短縮競技への変更によって公式大会の最低認定要件である「36ホール」を満たせず、“優勝者無し”の扱いとなった。そのため、「一度は必ずタイトル防衛を」と意気込んでいたチェ・ヘジンの連覇は途絶える形となってしまったのだ。
また、チェ・ヘジンはこれまでの「韓国女子オープン」で2017年4位、2018年8位、2019年47位と、思うような結果を残せていない。それだけに、今大会への意気込みは人一倍だろう。
「ロッテ・カンタータ女子オープン」(6月4~7日)以来に韓国女子ツアーの舞台に登場するコ・ジンヨン。同大会は首位と14打差の4アンダー、45位タイという結果に終わっていた。
彼女の主戦場である米国女子ツアーは2月上旬から中断を余儀なくされているが、来る7月末にツアー再開戦を開催することが決定している。その前に、自国ツアーの場でどれだけ実戦感覚を取り戻せるかがカギとなるはずだ。
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