坂道を転げ落ちるハンファ・イーグルスには、ブレーキがない。ついに17連敗を喫したハンファ・イーグルスがリーグ上位球団との連戦を控え、連敗記録が更新されてしまう危機を迎えた。
日本では、元千葉ロッテマリーンズのキム・テギュンが所属していることで知られているハンファ・イーグルス。6月11日にロッテ・ジャイアンツと対戦し、0-5で完敗した。何度か満塁のチャンスをつかんだものの得点することはできず、またもや連敗を重ねた。
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この日の敗戦によって17試合連続で勝利に失敗したハンファ・イーグルスは、現存するKBOリーグ球団の連敗記録を更新した。
もし6月12日に行われる斗山ベアーズ戦に敗れれば18連敗となり、1985年3月31日から4月29日まで18連敗した三美スーパースターズに並ぶKBOリーグ歴代最多連敗記録となる。
しかも今後のスケジュールが厳しい。
ハンファ・イーグルスはホーム6連戦を迎えるが、6月12~14日の対戦相手はリーグ2位タイの斗山ベアーズ(20勝12敗)だ。その後、6月16~18日の3連戦でもリーグ2位タイのLGツインズ(20勝12敗)と対戦する。そしてホーム6連戦を終えると、アウェーで1位NCダイノス(25勝7敗)との試合が行われる。
つまり今から上位3球団との9連戦を控えており、ハンファ・イーグルスは20連敗以上という最悪の結果も考えなければならない立場に置かれた。
連敗脱出が切実なハンファ・イーグルスは、6月12日の斗山ベアーズ戦に外国人投手チャド・ベルで臨む。斗山は先発陣の負傷のため、臨時で先発入りしたチェ・ウォンジュンがマウンドに上がる。ハンファとしてはポジティブな要素だろう。
はたしてハンファ・イーグルスは連敗を「17」でストップできるのか。不名誉な記録が更新される可能性があるだけに、注目が集まっている。
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