韓国女子ツアー「第14回S-OILチャンピオンシップ」(6月12~14日、賞金総額7億ウォン=約7000万円)がいよいよ開幕する。
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済州島のエリシアン・カントリークラブで行われる今大会は2020シーズン第5戦目。総勢120人が出場予定で、“6冠女王”であり同大会ディフェンディングチャンピオンのチェ・ヘジンはじめ、“次世代セクシークイーン”ことユ・ヒョンジュ、イ・ソヨンらが参戦する。
また、海外ツアーで活躍する選手も顔をそろえた。日本女子ツアーからはイ・ボミ、ペ・ソンウ、キム・ハヌル、米国女子ツアーからはキム・ヒョージュ、イ・ジョンウン6、キム・セヨンらが出場する。
今大会は初日目からビッグマッチが実現。先週行われた「第14回S-OILチャンピオンシップ」で優勝争いを繰り広げたキム・ヒョージュとキム・セヨンに、ディフェンディングチャンピオンであるチェ・ヘジンの3人が同組に入った。
ほかにも、今シーズンすでに1勝を手にしているパク・ヒョンギョンとイ・ソヨン、新人王争いをリードする19歳ユ・ヘランのグループも見逃せない。
大会の行方を握るのは“天候”だ。済州島は初日目の12日午後から降雨が予想されており、最終日まで雨天が続くとみられている。前日の練習ラウンドでは選手が霧の中ショットを放つ場面もあった。ベストとは言えない環境への適応が求められるだろう。
2012年から始まり今年で9回目を迎えた「S-OILチャンピオンシップ」は、韓国女子ツアーで初めてオリンピックのコンセプトを活かした大会となっている。
聖火の点火式やメダル授与式を行いスポーツの精神を鼓吹するなど、従来とは差別化された形式であることから、韓国女子ツアーの代表的な大会として定着している。
悲願の金メダルを首にかけるのは誰になるか、その戦いぶりに注目したい。
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