武藤嘉紀とキ・ソンヨン、ニューカッスルで明暗が分かれた“日韓スター選手”の現実

2018年12月10日 サッカー #欧州サッカー
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武藤は11月3日のワトフォード戦以降、5試合連続で欠場中だ。キ・ソンヨンが先発出場してピッチを駆け回っている間、武藤の出場時間は「0」で足踏みしている。シーズン序盤まで、武藤は着実に試合に出場していた。10月から11月初旬の4試合でベスト11に選ばれるほど、ベニテス監督が重要視する選手だった。

しかし武藤は10試合で1得点に終わった。ストライカーとしての任務を適切に遂行できなかった。最終的にはサロモン・ロンドン、アジョセ・ペレス、ホセルなどに続く交代オプションという立場だ。ウルブス戦でも交代リストに入ったが、ベンチでチームの敗北を見守るだけだった。

キ・ソンヨンと武藤の2人は昨年の夏、ニューカッスルのユニフォームを着た。キ・ソンヨンはスウォンジー・シティから移籍し、武藤はブンデスリーガのマインツからプレミアリーグに進出した。入団時期は同じだが、明暗はますます分かれている。

最近の立場の変化は、キ・ソンヨンと武藤にとって意味が大きい。今月末に2人は、アジアサッカー連盟(AFC)アジアカップのために代表チームに選出されるだろう。所属チームから離れるわけだ。

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ベニテス監督は、安定感のある中盤を求めていただけに、キ・ソンヨンが抜けた穴を実感する可能性が高い。ニューカッスルにはキ・ソンヨンのようなタイプのミッドフィルダーがいないため、キ・ソンヨンの復帰を望むだろう。一方の武藤は最近まったく試合に出ておらず、チーム復帰後も激しいレギュラー争いを継続しなければならない。存在感だけでなく、試合感覚も薄れた状態で代表チームに行く難しさに苦しまなければならない状況だ。

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