尚州尚武(サンジュ・サンム)FCの“最後のパズルピース”と呼ばれるU-23韓国代表FWオ・セフン(21)の復帰が近づいている。
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去る4月末の交通事故で離脱を余儀なくされていたオ・セフンが、6月10日からチーム練習に合流し、実戦復帰のための本格的な準備に取り掛かった。
尚州尚武の関係者が「最近までランニングなど個人練習を消化していたオ・セフンが、チーム練習に合流した」と明かしている。
4月29日、新型コロナ全数検査のため、オ・セフンら計5人の選手を乗せて移動中だった車両は1tトラックと衝突する交通事故に遭った。
他の選手たちは病気休暇を終えて順にチームに復帰していたが、オ・セフンは事故に遭った選手の内、3週間前にようやく合流を果たした。
交通事故による外傷は確認されなかったが、筋肉などに無理がかかったため、治療やリハビリに1カ月以上の時間を要した。
尚州尚武のコーチングスタッフは、オ・セフンの体調が正常通りに戻ったと判断し、これからは実戦投入のためコンディションを引き上げることに集中するものとみられる。
現在、2勝2分1敗で5位の尚州尚武は、来る6月13日の第6節、ホームで浦項(ポハン)スティーラースを迎え撃つ。
開幕から招集リストに一度も名を連ねなかったオ・セフンは、今回の試合での招集メンバー入りが確実視されている。
Kリーグ独自のU-22選手義務出場規定が今シーズンから適用されている尚州尚武は、苦しいチーム状況にある。
前節の釜山(プサン)アイパーク戦でFWチョン・セジン(20)が足首を負傷したため、しばらくの離脱が確実に。
ほかにもパク・ジミン(20)やオ・ヒョンギュ(19)が、ここ最近、訓練所生活を終えてチームに合流したものの、彼らはまだ適応期間なためいきなり試合に出場させることは難しい。
そのため、オ・セフンとキム・ボソプ(22)がU-22選手義務出場規定によって浦項戦の出場メンバーに含まれる見通しとなっている。
ただ、2人の内どちらが先発のチャンスをつかむかは未知数だ。
関係者は「浦項戦まではまだ時間がある。選手たちの体の状態とコンディションを注視し、先発出場させるかどうかを決める」と述べた。
U-23アジア選手権で目に余る活躍を披露したオ・セフンが実戦復帰を果たせば、尚州尚武の攻撃力強化にも大きくつながるだろう。
特に、優れたスピードを持ち味とするムン・ソンミン(28)と、193cmの長身で空中戦の強さを見せるオ・セフンのシナジー効果に関心が集まっている。
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