ユ・サンチョルやアン・ジョンファンらが、“100ボールチャレンジ”に挑戦した動画が、去る6月7日から『TOUCH PLAY』のユーチューブチャンネルやフェイスブックページなどを通じて公開されている。
【写真】Jリーグでも活躍したアン・ジョンファン、現役時代の驚きのモデル姿!
動画は公開からわずか1日で再生回数35万回を突破し、韓国で人気急上昇動画に挙がるなど大きく注目されている。
今回の“100ボールチャレンジ”は、ピッチ上に一列で縦に並べられた100個のボールをゴールめがけて蹴り、成功した数だけ『ワールドシェア』を通じキルギスの女子デフサッカーチームにボールを寄付するプロジェクトだ。
アン・ジョンファンは「遠くから見て、なぜボールがあんな風に置かれているのかがわからなかった」と驚いた様子を見せていた。
“100ボールチャレンジ”は、ユ・サンチョルが奇数、アン・ジョンファンは偶数のボールを交互にシュートした。序盤のスタートは順調だった。シュートが簡単ではない状況でも、今なお衰えぬスキルでシュートを連続で成功させた。
しかし、ゴールまでの距離が離れてから危機が訪れた。初めての失敗は39回目のチャレンジだった。ユ・サンチョルが蹴ったシュートは風にあおられ、ゴールポストに阻まれてしまった。これにはアン・ジョンファンも「ビデオ判定(VAR)をすべきだ」と惜しさを見せていた、
ゴールが見えない距離になると、2人のレジェンドは現役時代さながらに、慎重にシュート一本一本を試みる姿を見せた。
ハーフラインを越えてから失敗が重なると、隣で応援していた後輩のイ・チョンスやソン・ジョングクらが「引退したら一般人だ。失敗しても大丈夫」とヒョン(“兄”を意味する韓国語)を励ます場面もあった。
ユ・サンチョルとアン・ジョンファンは徐々に長距離シュートにも慣れ、78回目のシュートまでに70回成功させた。反対側のゴールが近づくにつれ、二人は「現役引退後、これほど多くのシュートを決めたのは初めてだ」と舌を巻いた。
90回目まで75本のシュートを成功させた二人は、80個の寄付を目標に最後までベストを尽くした。ユ・サンチョルは最後のシュートは決めたが、100回目のアン・ジョンファンのシュートは惜しくも外れてしまった。
結果、二人合わせて78回のシュートを成功させ、“100ボールチャレンジ”を終えた。
チャレンジを終えたアン・ジョンファンは「現役選手でも容易ではない挑戦だ。試合では隅を狙うから、何度も隅に向かって蹴ってしまった」と語った。
ユ・サンチョルは、「100回すべて決めたかった。だが、体がついていかず78回にとどまった。次に機会があればまた挑戦したい」と、再挑戦へ意気込みを述べた。
ユ・サンチョルとアン・ジョンファンが決めた78個のサッカーボールは、『ワールドシェア』を通じてキルギスの女子デフサッカーチームに寄付される予定だ。
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