元千葉ロッテのキム・テギュンはどうなる? 14連敗のハンファが大幅刷新へ

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元千葉ロッテマリーンズのキム・テギュン(38)が所属するハンファ・イーグルスが、チェ・ウォノ監督代行体制下でベテラン選手たちを一挙に1軍エントリーから除外している。

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6月8日、ハンファは投手チャン・シファン(32)、イ・テヤン(29)、アン・ヨンミョン(35)、キム・イファン(19)、捕手イ・ヘチャン(33)、内野手ソン・グァンミン(36)、イ・ソンヨル(35)、キム・ファソン(34)、外野手チェ・ジンヘン(34)、キム・ムンホ(32)らの1軍エントリー抹消を韓国プロ野球委員会(KBO)に要請した。大半が30代のベテラン選手だ。

キム・テギュン

現在、打率0.156と不振に苦しむキム・テギュンも38歳とベテランと呼ばれる年齢だったが、1軍エントリーに残留した。チェ監督代行は、若い選手をリードする役割をキム・テギュンに任せるものとみられている。

球団史上最多の14連敗受けて大幅刷新へ

ハンファは、2-8と大敗した7日のNCダイノス戦で、単一シーズンで球団史上最多となる14連敗を記録した。試合直後、チームを率いていたハン・ヨンドク監督が辞任の意思を示すと、球団は即時にチェ監督代行体制へと転換させた。

この過程で、球団は大々的な再編を図るべくベテラン選手に着手した。

チャン・シファンやキム・イファンら先発陣2人は後々1軍に再登録される可能性は高い。だが、ソン・グァンミンやイ・ソンヨル、チェ・ジンヘンらベテランの野手陣は、明確な1軍復帰時期が見通せない。

ソン・グァンミンは打率0.217、イ・ソンヨルは打率0.226にとどまっている。チェ・ジンヘンは直近3試合で本塁打2本を放ったが、2軍へ落ちることになった。

1軍エントリーの大幅刷新には、チェ監督代行とハンファの意図が見て取れる。最底辺に落ちた時点から、現在ではなく未来のための土台を固める考えだ。

これには2017シーズンが思い返される。当時、キム・ソングン監督がシーズン開幕から43試合で辞任した後、残りの101試合をイ・サングン監督代行体制で戦った。当時もやはり若手選手を重用し、チームの“リビルディング”に焦点を合わせていた。

とはいえ、ただ単にベテラン選手を除外しただけで効果を期待することは難しい。2017シーズンのときも101試合の間に有望株をあまねく起用したが、その後も活躍を続けているのは右腕のブルペン要員であるパク・サンウォン(25)程度だ。

有望株にチャンスを与えただけで成功したならば、ハンファの現状も変わっていたかもしれない。分別の無い若手の重用よりも、育成のための体系を整えることが先決だろう。

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