女子バレー韓国代表のエース、キム・ヨンギョンの韓国復帰が決定するまでには、さらに時間が必要だと予想される。
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韓国Vリーグの興国生命スパイダースは6月3日、キム・ヨンギョンと対面して議論する時間を持った。
興国生命の関係者は「両者を代表する関係者と選手が会った」とし、「良い会話を交わした」と説明した。興国生命はその席でキム・ヨンギョンの韓国復帰の意思を尋ね、関連作業を進行する計画だった。
しかし一歩引いたのは、キム・ヨンギョン側だった。興国生命の関係者は「韓国復帰の確実な決定のために会った席で、選手側は時間がもっと必要だと話した」と明らかにした。
キム・ヨンギョンは現在、韓国、中国、トルコ、イタリアなど、さまざまな選択肢で悩んでいる。彼女の韓国復帰が決定すると、複数の問題が生じるため慎重にならざるを得ない。
キム・ヨンギョンが“古巣”である興国生命に戻ると、まずサラリーキャップの問題が生じる。
彼女が韓国プロバレーの現状を踏まえて年俸のハードルを下げたとしても、チーム最高待遇の6億5000万ウォン(約6500万円)を受け取ることになるだろう。
ただ韓国Vリーグ女子部の1チームが2020-2021シーズンに適用できるサラリーキャップは18億ウォン(約1億8000万円)、オプションは5億ウォン(約5000万円)の計23億ウォン(約2億3000万円)だ。興国生命はすでにFA市場でイ・ジェヨン(6億ウォン)、イ・ダヨン(4億ウォン)の双子姉妹に10億ウォンを使った。
もしそこにキム・ヨンギョンが加わると、3人の年俸だけで計16億5000万ウォンとなるため、外国人選手を除く14人の選手団を残りの6億5000万ウォンで設定する必要が生じる。これにより既存の選手団の整理も避けられないことになる。
自分のせいで韓国プロバレーの“生態系”が混乱を起こしかねないだけに、キム・ヨンギョンも負担を感じざるを得ないのが現実だ。
興国生命も、キム・ヨンギョンの韓国復帰を早急に進める気がないのは同じだ。
前出の関係者は「この日は選手の意思を聞こうとした席だった。選手の心が先に決まっていなければ、次の作業を進めるはできない」とし、「時間をかけて決定しなければならないようだ」と述べた。
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