“ゴルフ女帝”がオリンピック2連覇へ「コンディションを上げていく」と明言

2018年12月06日 ゴルフ
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“ゴルフ女帝”パク・インビ(30)が1年半後に迫った東京五輪を見据えて、オリンピック2連覇をさりげなく表明した。パク・インビは12月4日、京畿道高陽(コヤン)にあるメルセデス・ベンツのショールームで開かれたファンイベントの後、記者たちと会った。

その場で彼女は、「今年は思った以上に多くのことを達成できた。自分が望んでいるゴルフができたし、余裕もあって幸せだった。来年も今年に劣らない一年になるようにしたい」と話し、東京五輪出場についても明かした。

彼女はオリンピック出場の意思を問う質問に、「まだ遠い話。時間が1年半も残っているので、できるだけコンディションを引き上げられるように計画を立てたい」と答えた。オリンピック2連覇に向けた思いを隠さなかった。

パク・インビは去る2016年リオ五輪で金メダル獲得している。彼女は「ゴルフ選手として最も良かった時期は米国女子ツアーでメジャー3勝をあげた2013年だが、最も名誉な瞬間は、どうしてもオリンピック優勝のときだ。怪我で最も大変だった時期だったが、オリンピックで金メダルを獲得できてとても幸せだった」と当時を振り返った。

その栄光をもう一度、目指すということだろう。

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パク・インビは来シーズンに向けて、2週間後にアメリカに渡り、本格的なトレーニングに入る計画だ。主にウエイトトレーニングに重点を置きながら、ショットやパットは実戦的なトレーニングを行いながら調整していくと伝えた。

彼女は「来年も多くの大会に出場するというよりは、今年のように15~20大会に出場するつもりだ。そのくらいが私に合っている。それ以上となると、無理が出てくる。前だけ見て走っていくと、ゴルフができなくなるかもしれない。ゴルフを楽しみながら、より長くプレーするためには、出場する大会を減らして、周りも見ていかなければと考えている。それと同時に情熱を持って、心の余裕を取り戻す必要がある。今年そうしてみたら、成績が上がった」と説明した。

パク・インビ

実際にパク・インビが2018年の米国女子ツアーで出場したのは、13大会のみ。しかし優勝1回を含めて、計6回もトップ10に入った。1年ぶりの優勝とメジャー大会2位の記録を出して、世界ランキング1位にも復帰。韓国女子ツアーには4試合出場し、5月の「斗山マッチプレーチャンピオンシップ」では、“長年の宿題”としていた韓国国内での優勝も成し遂げた。

客観的な成績を振り返っても素晴らしい一年だったが、彼女はゴルフへの情熱と意欲を取り戻したことが最大の成果だと話した。

パク・インビは2019年シーズンから米国女子ツアーに進出する、イ・ジョンウンに対するアドバイスも惜しまなかった。彼女は「実力的な面でイ・ジョンウンを心配する必要はない。いくらでも優勝する資格がある。ただ新しい環境への適応が問題だ。食事や移動の負担などを乗り越えれば、アメリカでも成功することができる」と述べた。
 

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