去る5月28日から31日にかけて行われた「E1チャリティーオープン」で、イ・ソヨン(22)が1年8カ月ぶり5回目の優勝を果たした。生涯初の“ワイヤー・トゥ・ワイヤー”でのトロフィー獲得だ。
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そんな彼女は早くも、来シーズンも優勝を果たせることを望んでいる。2015年の韓国女子プロゴルフ(KLPGA)正規ツアー・デビュー以降、イ・ソヨンは偶数年でしか優勝できていないからだ。
このことについて、本人は「後援社のロッテと契約したら優勝が付いてくるジンクスがある。このジンクスを無くしたい。来年も優勝したい」と笑いながら話す。
実際、2015年にロッテとスポンサー契約を結んだイ・ソヨンは、翌2016年の「チョジョンスパークリングウォーター・ヨンピョンリゾートオープン」で初優勝を飾る。
2018年には3勝を挙げた。「ネクセン-セイントナイン・マスターズ」で初代チャンピオンに輝き、そのほか「MYムンヨン・クイーンズパークチャンピオンシップ」「オールフォーユー・チャンピオンシップ」で優勝した。
しかし、奇数年の2017年、2019年はメジャー大会の優勝がゼロ。唯一、2019年のイベント大会「LGヘッジスポイント王中王戦」でのトロフィー獲得にとどまっている。
本人も昨年を振り返り、「優勝のチャンスは多かったがメジャー級の大会で2度優勝を逃した。それでもシーズン中盤からメンタル管理に取り組み、最後まで最善を尽くした結果、イベント大会で優勝できた」と話す。
国家代表時代から“練習狂”と定評のあったイ・ソヨンは、ジンクスを脱するため持ち前の根性で汗を流し続けた。今年4月の済州キャンプでも毎日欠かさず練習ラウンドに出るなど、鋭いショットを磨くための努力を怠らなかった。
イ・ソヨンは「10日間の合宿練習で選手同士の団結は上手く行ったと思う。仲間とラウンドを回りながら点数を一つ一つ付けるなど、本番さながらにやった。風が強くてショットやパットの練習が少し足りなかったから、練習後に補充した」と回想した。
その努力が、今大会での平常心維持につながった。
「90%程度の力でスイングをする。フェアウェイに乗せることが一番重要だから、全力ですることは無かった」と話すイ・ソヨン。
「優勝は、最終ラウンドでどんなプレーをするかによって、例え5打差でも覆される可能性がある。準優勝の頃を振り返ると“もう少し集中できていたら”という残念な気持ちがあった。今回は集中力を失わないように努力した」と加えて強調した。
その心持ちが生涯初の“ワイヤー・トゥ・ワイヤー”での優勝に結実した。「ドライバー、アイアン、パターなどすべての部分で満足していた。チャンスが来れば良いプレーができるという気持ちから自信がつき、優勝することができた」とイ・ソヨンは説明する。
今シーズン、早くも優勝トロフィーを獲得したイ・ソヨン。次なる目標は“メジャークイーン”だ。
「レギュラーツアーに参加して5年目になる。常にメジャー大会で優勝したい思いがある。今シーズンはここまで3大会を戦い、すべて上位グループに入った。引き続きトップ10入りができれば、対象ポイント1位にもなれそうだ」
“偶数年の女王”と呼ばれてきたイ・ソヨンが、再び力強い第一歩を踏み出している。
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