Jリーグは観客動員時期示すも…先に開幕したKリーグで入場解禁の見通しが立たない理由

2020年06月02日 サッカー #Kリーグ
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6月1日、韓国プロサッカー連盟のイ・ジョングォン広報チーム長が本紙『スポーツソウル』の電話インタビューに応じ、Kリーグの観客動員について述べた。

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5月8日に無観客で開幕したKリーグは当初、5月末や6月上旬にも観客動員を解禁する目標だった。

「文化体育観光部と疾病管理本部など関係当局に観客動員への転換報告をした後、“OKサインが出ればすぐ実行に移す”と各クラブに通知していた」とイ・ジョングォン広報チーム長が話すように、本来ならば6月5~7日の第5節にも観客動員の転換時期を定める計画だった。

しかし、予期せぬ事態によって計画は足止めとなる。ソウル梨泰院(イテウォン)のクラブや流通業界を中心に、5月の期間に新型コロナウイルス感染者が再び増加。これを受けて政府も“ソーシャル・ディスタンス”の指針を再び強化し、結果、観客動員への転換プロセスに影響が及んでしまった。

「観客動員の時期を具体化するのは容易ではない」

この事態に、観客動員に備える各クラブのマーケティング担当者たちが誰よりも頭を悩ませている。

とあるクラブAのマーケティングチーム長は「リーグは安定的に進んでいたし、生活の中で距離を置く実践過程も問題なく行われていた。6月初めの入場解禁の可能性を高く見て内部的に準備を進めていたのに残念だ」と明かした。

無観客試合が増えるにつれてシーズンチケット払い戻しの指針も日増しに用意しにくくなることも、悩みの種の一つだという。

去る5月8日に全北現代対水原三星戦が行われた全州ワールドカップ競技場

現在、少なくとも第7節(16~17日)までは観客を動員することがほぼ不可能な状況だ。とはいえ、連盟及び各クラブは入場解禁に焦らず無観客形態で施行中の防疫体系をさらに整備することに力を注いでいる。

イ・ジョングォン広報チーム長は「(観客動員の)日にちを具体化するのは容易ではない時期だ」とし、「クラブ側からも、連盟に対して大まかな日付の問い合わせや指定の連絡もない」と言及した。

開幕前、Kリーグの各クラブは観客動員の転換時期を連盟事務局に委任することにしていた。このことについて、イ・ジョングォン広報チーム長は以下のように強調する。

「新型コロナの現況と政府の対応指針などを持続してモニタリングしている。各クラブはいつでも観客を受け入れられる準備作業を行っている。観客動員への転換が可能な適切な時期に各クラブのマーケティング担当者など実務者と幅広く疎通し、無理なく進行していくつもりだ」

日本のJ1リーグは7月4日からのシーズン再開が決まった。同時に観客動員の時期も示され、政府の方針を踏まえ状況を見極めつつ、同月10日以降から段階的に観客を入れる方針が明かされた。

一方、先に開幕したKリーグは依然として入場解禁に慎重な姿勢を見せている。徹底した防疫体制の下で行われている今シーズン、観客動員がなされる日はいつになるのだろうか。

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