一時、欧州でアジアサッカーを代表する選手として活躍した日本人MFの香川真司(レアル·サラゴサ)がスペイン2部リーグの舞台でも苦戦している。
スペイン・メディアの『マルカ』は5月30日(日本時間)、「21年夏までにレアル·サラゴサと契約している香川の来季の去就が不透明だ」と報じた。
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2010年代初め、ドイツ·ブンデスリーガのボルシア·ドルトムントで全盛期を過ごした香川は、2012-13シーズンにイングランド·プレミアリーグのマンチェスター·ユナイテッド入りを果たしたが、2シーズンでドルトムントに復帰した。
しかし、頻繁な負傷と監督交替による出場時間不足などが重なり、昨冬、ベジクタス(トルコ)にレンタル移籍をし、その年の夏、レアル·サラゴサに完全移籍した。
サラゴサでの香川の活躍は期待に及ばなかった。
今季23試合で2ゴール(1アシスト)に止まっている。『マルカ』もこうした点に言及し、香川がポジション争いに押されていることを皮肉った。彼が最後にゴールを決めたのは、昨年9月16日のエストレマドゥーラ戦だ。
レアル·サラゴサは新型コロナ・ウイルスでリーグが中断される前まで、31試合で15勝10分け6敗(勝ち点55)の成績を残し、首位のカディスCF(勝ち点56)に続いて2位につけている。
スペイン2部リーグでは1~2位のチームが1部に自動昇格する。スペインはラ·リーガをはじめ、下部リーグも来月再開を控えている。レアル·サラゴサは残りの11試合で少なくとも2位以上の成績を狙っている。 1部に昇格すればチーム再編作業に取り組むことが予想され、『マルカ』は香川の残留可能性を低く展望した。
香川がリーグ再開後の残り試合で逆転の信号弾を撃つかどうか見守ってみたい。
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