ストライカーの活躍がKリーグをシーズン序盤から盛り上げている。その主人公は1部ではなく2部のフォワードたちだ。
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現在、Kリーグ2(2部)のゴールランキングは、かつて川崎フロンターレなどでプレーした元Jリーガーのアン・ビョンジュン(30・水原FC)とブラジル人FWアンドレ・ルイス(23・大田ハナシチズン)が、5得点を挙げて一歩抜け出している。
アン・ビョンジュン(30・水原FC)は開幕から毎試合ゴールを量産。北朝鮮代表経験の在日コリアンであることに加え、最近の目覚ましい活躍から「人民ロナウド」「人民ハーランド」といった別名がつけられている。
昨年、水原FCでKリーグ・デビューをした彼は、夏まで8ゴールを挙げる活躍を見せるも右ひざのケガで1シーズンを戦い抜くことができなかった。
アン・ビョンジュンは本紙『スポーツソウル』のインタビューに応じた際、「ケガなく1年プレーすることが目標」とし、「ゴールは数字に過ぎない。数字にこだわらず、毎試合ゴールに集中したい」と明かしている。
また、アン・ビョンジュンはアシストも記録しており、現在2アシストでこちらもランキングトップに立つ。長いシーズンを戦う上で重要なチームメイトとの連携も上手く行っているようだ。
得点王争いで元Jリーガーと張り合うアンドレ・ルイスは、今シーズン、ブラジルの名門コリンチャンスからレンタルで大田ハナシチズンに加入。開幕前からすでにサッカー関係者の間での評価は高く、現にゴールでその実力を見せつけている。
そんなアンドレ・ルイスは、「最大限チームメイトにスペースを与え、チャンスを演出したい」と得点以外のプレーにも意欲を示している。
アン・ビョンジュンとアンドレ・ルイスの競争は、ここまで抜きつ抜かれつを繰り返している。シーズン序盤から白熱した得点王争いがこれからどういった展開になるのか、今後も注目を続けたい。
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