世界トップの女子ゴルファー2人による“マッチプレー”、図ったかのように五分五分の結果に

2020年05月25日 ゴルフ
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女子ゴルフ世界ランキング1位のコ・ジンヨンと同3位のパク・ソンヒョンが、図ったかのように同じ賞金を獲得したことについて、子供のように喜んだ。

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コ・ジンヨンとパク・ソンヒョンは5月24日、仁川(インチョン)のスカイ72ゴルフ&リゾートオーシャンコースで行われた「現代カード・スーパーマッチ、コ・ジンヨンvsパク・ソンヒョン」(賞金総額1億ウォン=約1000万円)で、賞金5000万ウォン(約500万円)を分け合った。

獲得した賞金をコ・ジンヨンは社会福祉サービス専門機関に、パク・ソンヒョンはソウル大学児童病棟にそれぞれ寄付した。

(写真提供=現代カード)世界ランキング1位のコ・ジンヨン(左)と3位のパク・ソンヒョン

「最高のシナリオで終わって気持ちいい」

パク・ソンヒョンが1番ホールをはじめ、6、7、8、14、15、17番ホールで、コ・ジンヨンが3、4、5、10、13、18番ホールで勝利した。引き分け後の延長戦ではコ・ジンヨンが競り勝ち、全体スコアでは10-8でコ・ジンヨンが勝利した。

コ・ジンヨンは「とても面白かった。思いがけず(賞金を)半分ずつ分けることになって、2人が組んでいるのではないかとも言われた。組んでいたわけではない」とし、「最高のシナリオで終わって気持ちいい」と話した。

パク・ソンヒョンも「最後(18番ホール)に(コ・)ジンヨンがバーディーで終わればと考えていたら、本当にそうなった。幸せな一日」と明るく笑った。

(写真提供=現代カード)パク・ソンヒョン

世界最高峰の女子ゴルファーによるマッチアップゲームであり、全世界が注目するイベントだった。残念ながら、新型コロナウイルスの影響で試合は無観客で行われた。韓国内で行われる大会では多くのギャラリーを引き連れてプレーする2人だけに、慣れない光景といわざるを得ない。

コ・ジンヨンは「バーディーのときは挨拶するのが習慣になっていた。いつもギャラリーの方々が応援してくれて、それが力になっていたので少し残念ではありました。バーディーでも拍手のないなかで挨拶する自分の姿が見慣れなかった」と笑った。

パク・ソンヒョンも「新型コロナのために誰もが日常を懐かしがっている。ファンの大切さを改めて感じた」とし、「私たちも健康に気を使わなければならが、ファンもそうする必要がある。ファンにも応援の言葉を申し上げたい。みんなが健康に過ごしてほしい。今後、多くの試合に出ていくので、応援をお願いしたい」と話した。

(写真提供=現代カード)コ・ジンヨン

「家に招待した」「一度行かないと」

イベントマッチを終えた2人は、米国女子ツアー再開までトレーニングと休息を続けていく。特に2人は同じスポンサーとマネージメント社に所属している。ゴルフ選手の特性上、ほとんど会話することがなかった2人は、初めて行ったマッチプレーを通じてお互いを知った良い時間になったとも話した。

コ・ジンヨンは「最近(京畿道・龍仁に)引っ越したのだが、(パク・)ソンヒョンオンニ(姉さん)を招待した。トイレットペーパーを買ってきてもらい、今日できなかった話を交わしたい」と笑った。パク・ソンヒョンも「今日招待を受けて決めることができなかったが、龍仁でトレーニングをしに一度行かないと」と答えた。

(写真提供=現代カード)

孤独な海外ツアー生活をしていると、仲間が恋しくなるしかない。フィールド上では譲らないショット対決を繰り広げる2人が“親友”となれば、それもひとつの話題になりうる。

また韓国女子ツアーに出場するかどうかについては「所属事務所と相談した後に決める」と慎重な立場を見せたが、コ・ジンヨンとパク・ソンヒョンを韓国の試合で見たいゴルフファンの思いは、今回のスーパーマッチでさらに大きくなった。

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