韓国で “40代ストライカー”対決が実現する。
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韓国Kリーグの“生ける伝説”と呼ばれるイ・ドングッ(41・全北現代モータース)とデヤン・ダムヤノヴィッチ(38・大邱FC)が、今シーズン初の直接対決を控えている。
来る5月24日、全州ワールドカップ競技場でKリーグ1(1部)第3節の全北現代対大邱FCが行われる。
イ・ドングッとダムヤノヴィッチは現在、Kリーグ通算得点記録の1位と2位を走っている。
イ・ドングッは539試合で225ゴール(77アシスト)、ダムヤノヴィッチは359試合で189ゴール(45アシスト)を記録した。3位のキム・シンウク(132ゴール)とは大きな差がついている。当分、彼らの記録が破られることは無いだろう。
1979年生まれのイ・ドングッは、去る4月29日に41回目の誕生日を迎えた。
1981年生まれのダムヤノヴィッチも、韓国では数え年で、また基本的に元旦基準で年齢が加算されるため、今年で40代に突入することになる。
40代となった今でも1部のトップレベルでプレーしていること自体、十分称賛に値する。
しかし、2人はお互い維持してきた大記録が昨シーズンに途切れてしまった。
2018シーズンまで10年連続で二桁得点を記録した彼らだったが、昨シーズンはイ・ドングッが9ゴール、ダムヤノヴィッチがたったの3ゴールと、寂しい結果に終わっていた。
それでも2人は依然、Kリーグ屈指のストライカーとして注目されている。
彼らはここまで、先発よりもジョーカーとして起用されている。
体力的な部分を鑑みて、フルタイムでプレーさせるよりも、後半に投入して試合の流れを変えられる“一発”に監督は期待しているのだ。
イ・ドングッはジョーカー起用に見事に応えた。水原三星ブルーウィングスと戦った開幕戦で後半から途中出場すると、試合終了間際のコーナーキックでKリーグの2020シーズンファーストゴールとなる決勝弾を叩き込み、チームを勝利に導いた。
ダムヤノヴィッチもここ2試合、どちらも後半から途中出場している。ゴールやアシストこそ無いものの、放ったシュート6本の内4本が有効的なシュートにつながるなど、得点の匂いを感じさせている。
そんな百戦錬磨の彼らは、お互いを尊重する良きライバルである。モチベーションを高め合う関係性といっていい。
ダムヤノヴィッチは以前、「イ・ドングッが活躍している姿を見ると本当に“レジェンドだ”と感じる。年齢なんてただの数字に過ぎない」とライバルを評価していた。
また、「最多得点記録は自分が中国に2年間行っていなかったら破っていただろう。とにかく目標は200ゴール決めたい。外国人としてたくさんゴールするのも良いが、長くプレーしたい」と、変わらぬ向上心の高さを語った。
今なお衰えないストライカーが相まみえる全北現代対大邱FCの試合は、5月24日午後4時30分にキックオフ予定だ。
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