テキサス・レンジャーズのチュ・シンス（37）が、メジャーリーグ（MLB）開幕の可能性に懸念を示した。
5月14日（日本時間）、現地メディア『ダラス・モーニングニュース』は、MLB開幕に関するチュ・シンスの見解を伝えた。
チュ・シンスは「自分の生活に危険な要素が生じることは望まない。我々は新型コロナに対してわからないことがまだまだあるだろう。開幕について明確な決定を下すことは難しいはずだ」と明かした。
準備がしっかりと出来ていない状況での開幕に反対の意を表したチュ・シンスについて、同メディアは「彼には3人の子どもがいる。自分自身はもちろん、家族の健康を脅かすMLB開幕は望んでいないのだろう」と伝えた。
同メディアは「MLB開幕は単なる経済的な問題に限らない」と、新型コロナウイルス感染症の問題が解決されていない状況でのシーズン開幕が、選手やその家族の健康面にも影響が及んでしまうリスクを挙げた。
また、昨年秋に潰瘍性結腸炎を患ったカイル・ギブソン（32・テキサス・レンジャーズ）など、各種の疾患を抱えているメジャーリーガーについても言及し、新型コロナ感染による深刻な合併症の危険性も指摘した。
一方、MLB各球団のオーナーは、7月のレギュラーシーズン開幕に賛成したと伝えられている。
アメリカは、5月14日時点で感染者数が約142万人、死亡者数が約8万4000人を記録している。
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