中国発の“ACL中立地開催説”を韓国サッカー関係者が否定「何の話も聞いていない」

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「規模を考慮すれば、とっくに公文が送られてきているはずだ」

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韓国プロサッカー連盟関係者が、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を“ワールドカップ方式”で開催する可能性を報じた中国メディアに首を傾げた。

5月13日、韓国プロサッカー連盟のクラブ支援チーム長のパク・ソンギュン氏は、本紙『スポーツソウル』の電話インタビューに応じ、以下のように述べた。

「その程度(ワールドカップ方式)のコンセプトで大会を行うには、あらかじめ各国リーグの事務局に連絡を講じ、処理しなければならない事案が多いだろう。だが、最近AFCからは何の話も聞いていない」

ACL水原三星対ヴィッセル神戸戦でのイニエスタ

アジアサッカー連盟(AFC)は膨大な放映権収入などが関連していることもあり、いかなる方法でも今シーズンの大会を最後まで開催しようとしている。

中国メディア『シナスポーツ』は、AFCが運営方式変更を考慮していることを報じた。

同メディアによると、去る2月に開催したグループステージの一部の試合はキャンセルとなり、各グループステージをホーム&アウェー方式ではなく中立地での一発開催、準々決勝以降もすべて一発勝負という方式が考慮されているという。

AFCの多くのスポンサー企業を保有する中国発ということもあり、今回の報道には多くの関心が寄せられたが、AFCの事情に詳しい関係者は一連の報道を否定。「従来の試合を取りやめ、新たに大会を開催するのは成立しがたい部分が多い。フェイクニュースだろう」と述べた。

今シーズンのACLがスタートする当初、AFCは新型コロナの事態を受けて中国勢の試合を4~5月へと延期した。しかし、世界中で急速に感染が広まったことで、グループステージ第3~6節すべてのスケジュールを5月以降へと延期した。

「現時点でACLの方向性は予測できない」

現在、アジアは東西諸国で被害状況や対応指針が異なるため、ACL再開の日程も容易に組めずにいる。

東アジアではKリーグが今月8日からのシーズン開幕で正常化への足掛かりを作ったものの、隣国の日本や中国ではリーグ内部での感染者発覚もあり、今も中断状態にある。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)

AFCは先月14日、加盟国のリーグ事務局に公文書を送り、5~6月の全試合無期限延期を伝えた。その際に追加告知を出すことも明らかにしたが、その後1カ月近く代案を出せずにいる。

AFCは3月ごろまで、「8月2日までにグループステージをすべて消化できれば、下半期につながるトーナメントの日程消化も特に問題ない」と余裕の表情を見せていた。

しかし、新型コロナの事態が長期化したことで状況は一変。アジア諸国も依然として被害がまちまちであるため、AFCは“プランB”の模索に苦労している。

とある関係者は「現時点でACLの方向性を予測することは難しい。ただし内部では、東西アジアでグループステージは(日程が違っても)事情に合わせて締めくくり、トーナメントは一発勝負に縮小して何としてでも終わらせようとしているようだ」と明かした。

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