韓国女子ツアーの元・現スター選手が世界で唯一行われる大会初日、同じ組で大会に臨む。
韓国の京畿道・楊州(ヤンジュ)レイクウッドカントリークラブ(パー72)では、5月14日から「第42回KLPGAチャンピオンシップ」が行われる。
新型コロナウイルスの影響で4月に始まる予定だった韓国女子ツアー国内開幕戦が延期され、すでに2カ月が過ぎたが、過去最多150人が出場し、出場選手全員に賞金を支給(賞金総額30億ウォン=約3億円)するメジャー級大会が開かれる。
プロゴルフツアーの開始を知らせる今大会は、初日にパク・ソンヒョンとチェ・ヘジンが同組に入って注目を集める。
2017年の全米女子オープンで優勝したパク・ソンヒョンと、準優勝だったチェ・ヘジンは、韓国女子ツアーの元・現スター選手としてファンが多い。チェ・ヘジンはディフェンディングチャンピオンでもある。
米韓新人王対決も見逃せない。
2019年、米国女子ツアーの新人王に輝いたイ・ジョンウン6は、韓国女子ツアー新人王のチョ・アヨンと同組で大会に臨む。
イ・ジョンウン6は昨年の全米女子オープンで優勝し、早々と新人王を確定した。チョ・アヨンも韓国内開幕戦の「ロッテレンタカー女子オープン」で優勝した勢いのまま、下半期にも1勝を加えて新人王に輝いた。
洗練されたアイアンショットを誇る米韓の新人王対決は、ゴルフを待ち望んでいたファンに楽しみを与えてくれると思われる。
KLPGAチャンピオンシップは大会2日目まで102位以上の成績を出した選手が大会3日目に進出し、そこで70位以上となった選手が最終日に臨む方式で行われる。
賞金は出場選手全員に支給され、最下位150位でも624万6667ウォン(約62万円)を受け取ることができる。優勝賞金は2億2000万ウォン(約2200万円)だ。
韓国女子プロゴルフ協会側は「ツアー中断で生計が難しくなった選手たちのために、全員に賞金を支給することにした。新型コロナ時代にツアーを再開するだけに、徹底した防疫で安全な大会になるよう、最善を尽くしたい」と約束した。
選手たちは試合中も2mの間隔を保って移動し、ショット前後はマスクを着用しなければならない。またクラブなどを消毒するスプレーが個別に支給される。
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