新型コロナウイルス感染症が世界各地に拡大するなか、いち早く開幕したKリーグの今季初ゴールを決めたのは、満41歳のストライカーであるイ・ドングッだった。
イ・ドングッは5月8日、全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で行われた水原三星との2020シーズンKリーグ開幕戦で決勝ゴールを決め、全北現代の1-0の勝利をけん引した。交代出場し、値千金のゴールを記録して、チームの開幕戦勝利の立役者になった。
今回のKリーグ開幕戦は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中で、世界の関心を集めた。サッカーが中断された状況でリーグを再開、あるいは開幕した数少ない国が韓国であるためだ。
この状況でゴールを決めたイ・ドングッは、韓国サッカーが海外でも関心を寄せるのに格好の好素材だ。
1979年生まれのイ・ドングッは満41歳と高齢で、過去にはドイツのブレーメン、イングランドのミドルスブラなどでプレーした経歴もある。
そのためか、イギリスのマスコミとサッカーファンは「イ・ドングッはミドルスブラでプレーした選手」とし、今回のゴールニュースを大きく取り上げた。
あるサッカーファンはSNSを通じて、自分が過去に購入したイ・ドングッのミドルスブラのユニホームを公開し、国内で話題になった。ドイツのキッカー誌では、「ブレーメンの選手だったイ・ドングッがKリーグのオープニングゴールを決めた」と報道した。
さらにイ・ドングッが得点後に披露した“おかげさまチャレンジ”のゴールセレモニーも関心を集めている。スペインメディアのマルカ紙は、「イ・ドングッが医療陣に感謝の気持ちを表した」とし、セレモニーの意味を集中的に評価した。
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なお、全北と水原の開幕戦は36カ国に生中継された。
韓国プロサッカー連盟は開幕戦を控えて、既存の中継権を買い入れた17カ国の他に19カ国(イギリス、ロシア、ウクライナ、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、カザフスタン、キルキズスタン、モルドバ、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、パキスタン、アフガニスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルディブ)に追加で中継権を販売したと発表した。
サッカーの宗主国であるイギリスの公営放送BBCが含まれ、注目を集めた。
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