11月27日に行われた「2018KLPGA大賞授賞式」で、“ホットシックス”イ・ジョンウンは賞金王と平均ストローク1位を受賞し、ゴルフ記者が選ぶベスト・プレーヤー賞のトロフィーも手にした。
昨季、全冠王に輝いたイ・ジョンウンは、今季も3冠王に輝きKLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)ツアーを代表する選手であることを示した。
イ・ジョンウンはその翌日、アメリカ進出を電撃発表し、韓国ゴルフ界に衝撃が走った。ツアーをリードしていく看板スターを失うことになるからだ。
しかし、そんな心配は無用だろう。キム・ヒョージュ、チョン・インジ、パク・ソンヒョンなど絶えずスターを輩出してきたKLPGAには、もう一つビッグカードがあるからだ。
19歳の“スーパールーキー”チェ・ヘジンだ。
チェ・ヘジンは27日の授賞式で、シーズン最優秀選手賞に当たる大賞を受賞。新人賞と人気賞も手にして、イ・ジョンウンと同じく3冠王に輝いた。新人賞と大賞を同時に受賞するのは2006年の申ジエ以来12年ぶりのことだから、そのすごさがわかる。
プロ選手が最高とみなす賞金王は逃したが、ファンが直接選んだ人気賞を受賞したことは、来季の興行を担うのが誰なのかを予告したといえる。
昨季、アマチュアとしてKLPGAツアーで2度も優勝する珍記録を立てたチェ・ヘジンは、今季も期待を裏切らなかった。再び2勝を挙げ、ツアーを代表する選手に成長した。シーズン中盤までオ・ジヒョンと賞金ランキング首位の座を争ったが、終盤は体力的な負担などによって成績が振るわず4位で終えたのは惜しかった。
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韓国ゴルフ界は、1年余りの経験を積んだチェ・ヘジンが来年はさらにその力を発揮すると見ている。チェ・ヘジンはも言う。
「2018年を幸せに過ごした。ルーキーとして多くのことを学び、成長した。来年はもっと愛されるゴルファーになれるよう努力する」
さらにうれしいことは、イ・ジョンウンの穴を埋める候補が、チェ・ヘジン1人だけではないことだ。
タイトルを手にすることはできなかったがシーズン中はチェ・ヘジンと双璧をなしたオ・ジヒョン。最多勝を記録したイ・ソヨン。ドライバー飛距離1位(259m)に入り自身初勝利を挙げたキム・アリム。彼女たちも、ツアーをリードすることができる優れた資質を持っていると評価されている。
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