韓国Kリーグの無観客開催期間は予想よりも長くは続かない見通しだ。
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政府の指針を受け、5月6日から新型コロナウイルス感染症への対策方式が“社会的な距離置き”から“生活防疫”へと転換される。
これに先立ち、去る4日には教育部が13日位から来月1日まで、全国の小学校、中学校、高校の登校授業を開始すると発表した。
韓国内の新型コロナ防疫は順調に進んでいる。確定者数は18日連続で20人未満に抑えられており、4日と5日の二日間は市中感染の患者も出ていない。
完全に終息したわけではないが、以前のような日常への復帰が可能な水準までは戻ってきている。
Kリーグも、観客を入れての試合を準備すべき段階に差し掛かっている。
来る4月8日に開幕するKリーグの2020シーズン開幕戦は、無観客で行われる。スタジアム内感染が憂慮されるだけに、すぐに観客の入場を許容するわけにはいかない。
ただし、開幕戦以降は観客動員に関する討議を行うのと同時に、計画も樹立される見通しだ。すでに生活防疫への転換や開学の発表がなされている状況であることから、韓国プロサッカー連盟も観客動員を念頭に置くことができるようになった。
また、先月行われた総選挙の投票を通じても感染者は出ず、今は多くの人々が遊園地や大衆施設を問題なく利用している。Kリーグとしては、やっと峠を越えた思いだろう。
韓国プロサッカー連盟関係者は「観客動員の成功に最も必要な条件は、社会的な雰囲気と開学の有無だ。どちらも満たされる流れであれば、Kリーグも観客の入場について話し合えるだろう」と話すと、「ひとまず開幕戦を見守った後、本格的な議論が行われると思う」と明かした。
開学日が5月13日であることから、早ければ16~17日開催の試合から観客の入場が許容される可能性がある。
とはいえホーム試合を準備するには時間が不足しており、日程も詰まっていることから、第3節(22~24日)や第4節(29~31日)から観客を動員する案が有力視されている。
関係者も「あらゆる選択肢から話し合わなければならないようだ。クラブの意見も取り入れて決めるだろう」と話している。
観客の入場が可能になったとしても、基本的に防疫マニュアルは徹底して守らなければならない。
スタジアム入場前に体温チェックを行い、座席間の距離置きや応援の自制など、感染につながる行動を厳格に禁じる見通しだ。
万が一、スタジアム内で感染者が出てしまえば、これまでの努力は水の泡となってしまう。観客を動員して試合を開催するのであれば、徹底した管理の中で行う必要があるだろう。
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