韓国で開催予定の卓球世界選手権がまた延期される見通しだ。年内の開催が不透明だという見方も出ている。
国際卓球連盟(ITTF)は最近、2020年釜山(プサン)世界卓球選手権(団体戦)の開幕を、今年末か来年初めに再び延期する案を推進中だという。
新型コロナウイルス感染症の世界的大流行ですでに1度延期されたが、新型コロナウイルスが今年9月までは好転しないだろうと判断したためだ。
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韓国卓球協会の高位関係者は「韓国は新型コロナウイルス防疫模範国だけに、世界選手権の釜山開催に問題がないという点にはITTF執行委員らも同意している。ただ、他の出場国の防疫事情がままならず、大会をさらに遅らせるべきだという声が強く、再延期が非常に有力だ」と明らかにした。
ITTFの執行委員らは、新しい開幕日として今年の年末を有力に検討しているが、より安定的な準備のため、来年2021年の上半期に大会を予定より遅らせる方策も視野に入れているという。
来年2021年の上半期には当初、アメリカのヒューストンで世界選手権の個人戦が開かれる予定だった。
しかし、アメリカの卓球界が新型コロナ防疫問題を理由に、同大会の延期や中止を望んでいるため、釜山世界選手権の来年上半期の開催に障害にはならないものとみられる。
ITTFは最近、執行委員会を開き、釜山世界選手権を延期するかどうか、延期の際の開幕日程などを6月の執行委で確定することを決めた。
また、今年7月30日まで開かれる予定だったすべての主催大会を無期限延期することも決めた。
韓国卓球界の宿願である世界選手権初開催は、新型コロナウイルスの影響ですでに2度も開幕が見送られた。
当初は3月22日に開幕し、29日まで釜山BEXCOで行われる予定だったが、新型コロナの影響で6月21~28日に延期に。9月27日~10月4日に予定されたが、これも正常開催は難しそうだ。
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