韓国プロサッカー連盟がKリーグ開幕を控え、「Kリーグ新型コロナウイルス感染症対応マニュアル第2版」を配布した。
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連盟は去る3月、Kリーグの全クラブに、新型コロナ予防指針と選手内部で症状が出た者及び感染者発覚時の対応方案などが記されたマニュアル第1版を配布していた。
今回配布されたマニュアルは、リーグ開幕以降のスタジアム運営などに関する詳細な内容が、追加や補完された。
マニュアル第2版は、政府の指針を基にサッカーという種目の特性を考慮し、各クラブの意見をまとめて最終的に完成した。
各クラブはマニュアルを参考に新型コロナに関連した事態の発生時には迅速な対応をし、選手や関係者、ファンの安全のために最善を尽くす計画だ。
マニュアル第2版は、新型コロナに関する基本情報や選手、関係者の予防方法、感染者発覚時の基本指針にはじまり、ホーム試合運営や試合進行、メディアガイドラインなど内容が多岐にわたる。
また、政府の“社会的な距離置き”方針に沿って開幕以降も当分の間は無観客試合で開催するため、無観客試合に関するガイドラインも収録されている。各クラブのユースチームのための対応マニュアルも含まれている。
詳細な内容としては、疑いのある患者や調査対象となる症状が出た者、感染者発覚時の対応指針を段階別に細かく記した。
選手内で症状が出た者が発覚した場合、即時に隔離措置を取って最低2週間の自主隔離期間に入らせる。接触者の範囲に該当するクラブの試合は最低2週間以上順延とし、疫学調査官の調査結果に基づき連盟が日程の再開時期を決定する。
そして、選手やコーチングスタッフを追加登録する場合、合流1週間前までに新型コロナ検査を実施し、結果を連盟に提出する必要がある。
リーグ内部での感染予防対策も取られる。
選手やコーチングスタッフ、試合監督官など試合当日の参与が必須となる人員は、試合前日及び当日の午前10時、スタジアムに入るまで、3回発熱チェックを行うなど、徹底した事前管理をしなくてはならない。
スタジアム内ではマスク着用が必須(選手はウォーミングアップ及び試合出場時は除く)。握手などの身体接触や近距離での会話の自制、試合中の過度な唾吐きや鼻かみの禁止、ペットボトルやタオルの共同使用禁止など、選手の行動指針も事細かに記されている。
無観客で行われる試合は、スタジアムのすべての出入り口とチケット売り場、スタジアム内外に、無観客試合を知らせる掲示物(垂れ幕など)を設置しなければならない。また、スタジアムの外郭には警備や安全要員を追加で配置し、不正入場や場外での団体応援を防がなければならない。
連盟は開幕前に全体で新型コロナ検査を実施するなど、安全なリーグ運営のために最善を尽くしている。今後も事態を注視し、新型コロナ対応の統合マニュアルを補完する計画だ。
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